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📚読書備忘録📚
(自己評価★★★★★)+泣ける物語
たまに山ブログ
         

青梅丘陵

2024-12-28 | 山登り・ハイキング(2024年)

 


ズマド山を下山したのが朝の10時
早く帰宅しないととは思ていたけど、日向和田駅で下車
休憩室で毎度のシフォンケーキで一息
そこから街道沿いを行き、線路を渡り、青梅丘陵入口へ。
ちょっとしたハイキング気分を味わおうと(人恋しくなった(笑))青梅丘陵へ。

本当は軍畑駅からの縦走がベストなんだけど、時間の関係(言い訳)

早速分岐に出るとトレランのおじさんと挨拶
日向和田分岐からの青梅丘陵は山道と言うより、ハイキングコース
最初歩いた時は快適で気に入ったけど、ただ人が多い印象だった。
今回12月とあって人はまばらだった。
矢倉台にはおじいさん+わんこしかいなくて、空いていてラッキーだけど淋しい印象
朝は吹いていなかった風が吹き始め、木々を揺らし、落ち葉が舞う。
午後からお天気が荒れそうだと感じて、少しだけ寄り道をして青梅駅へ直行
 
途中であることに気づいた。
すれ違う人に「こんにちは」と挨拶してもほとんど返答がない。
そう山での声がけ挨拶がない。
ん?なぜ?もしかして登山道じゃないから!?
平坦な道はハイキングコースとなっているけど、ただのお散歩道ってこと?
それともシャイな人達!?・・(笑)
気にはなったけどそれでもすれ違う人に挨拶
たまにボソッと交わしてくれる人もいたけど、ほぼスル~されたいた。

そこで直近で読んだある方のブログをFB「挨拶をしない人たち」
まさしくそれだわ。
そうよね。そうだよね。
こちらもマンション内で挨拶してもたまにスル~する人がいるけど、
「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」
それぐらい気軽によいんじゃない?

途中でまだ残る紅葉を見上げていたら、
後ろから来た男性が無言でチラッとこちらを見て急ぎ足で去って行った。
とやかく言いたくはないけど、やはり思うところはあった。

挨拶って大事だなぁ

たった一言でよい。
それが身に染みて感じた青梅丘陵でした。

今回も巻き道からの下山でした。
 

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ギュンター・グラスとの往復書簡

2024-12-28 | 大江健三郎



大江健三郎全小説を通して巻末に収録されている解説等はあったが、
双方の往復書簡は初めてで、本人の本音が聞ける内容となっている。

『大江健三郎全小説10』収録
(『大江健三郎往復書簡 暴力に逆らって書く』朝日新聞社 2003年5月発行より)


・ギュンター・グラスとの往復書簡

ギュンター・グラス - Wikipedia

---冒頭


大江健三郎様
あなたも私同様あらゆる方面からアンケート攻めに遭っているのではないでしょうか、つまり、五十年前、まず最初にドイツにとって、次に日本にとって、第二次世界大戦が無条件降伏という形で終わりを告げたあの日々のことを、短い言葉で、あるいは比較的長い文章で思い起こしてほしい、というアンケートです。アクチュアルな問題に対して、このような形で機械的に反応することは、私の気持ちになじみませんので、あなたに手紙を書くわけです。なぜなら、あなたも私も同様、戦争時代の子どもであり若者のひとりであるからです。私たちはふたりとも、戦後を終わらせることはできないことを、ひしひしと感じずにはいられません。あなたも私も、ドイツ人と日本人によって引き起こされた犯罪が長い影を投げかけているのを、年とともにますます意識するようになりました。


---



おもしろいのは双方遅れた返事の言い訳をしているところ(笑)



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『大江健三郎全小説10』完読

2024-12-28 | 大江健三郎

 

大江健三郎全小説10


2019年6月10日 第一刷発行
株式会社講談社

 
 
--------(抜粋)
 
 
人類は荒廃した地球から百万人を新しい惑星に送り出したが、10年後その大船団が戻ってくるという(『治療塔』)
宇宙移民に失敗した朔ちゃんと残留者リッチャンに驚くべき知性を示す子供が生まれるが、地球の荒廃がさらに進んだため、謎の治癒力を持つとされる「治療塔」探索のため再び宇宙に旅立つ(『治療塔惑星』)
さらに著者初のファンタジー・ノベル『二百年の子供』を収録
時空を超えたSF的空想力!

【収録作品】
治療塔
治療塔惑星
二百年の子供

──時空を超えたSF的試み


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・二百年の子供

2003年 中央公論社新書
2003年1月~10月毎週土曜の読売新聞朝刊に掲載
(週休二日制の実施された時期)
作者にとって一度きりの新聞小説 ファンタジー・ノベル



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なぜ、ファンタジーを書こうと決めたのか。連載前に大江は次のように同紙への寄稿で述べていた。
<ファンタジーについての、私の定義は、いまを生きているところから自由になって、いろんな「時間」と「場所」を行き来する物語です。それをやる人物、時には案内役もつとめるのは、子供たちです。/かれらの出かける世界は、「しっかり書いてある」のでなければなりません。どんなに不思議を想像にみちていても、ユーモア沢山でもけっこうですが、とくに案内役の子供はしっかりしていることが必要です。自分の足でまっすぐ立ち、自分の目と頭で、よく見て考える、生き生きした子供でなければなりません>

<私のファンタジーの舞台は、森のなかですし、登場する「三人組」の子供たちも、これまで書いてきた家族の子供たちとつながっています。それぞれの困難をなんとかしのいで、げんきに成長してゆく子供たちを見守ることが、私にはなによりの、人間についての学校でした。/私はこの作品で、そのように書きなれた子供たちが、「新しい人」になってゆくシーンを作り出そうとしています。/過去の「時間」の子供たちにリレーする。そのバトンタッチを書きたいと思うのです。>


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兄の真木(まき)
妹のあかり
弟の朔(さく)

そして🐕ベーコン

タイムマシンに乗って~♬


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