宮部みゆき
『地下街の雨』★★★
久々の宮部さん
1994年4月刊行(初期の短編集)
・地下街の雨
・決して見えない
・不文律
・混戦
・勝ち逃げ
・ムクロバラ
・さよなら、キリハラさん。
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窓際の女性はすらりとした脚を組むと、かたわらに置いてあったバッグから煙草を取り出した。ヴァージニア・スリムのメンソール。細身のライターで火をつけると、それをゆっくりとふかしながら、曲に合わせて、つぶやくように歌い始めた。
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こういう描写がよくて、昭和が輝く物語が読みたくなる。
私的に印象に残ったのは最後の『さよなら、キリハラさん。』
宇宙人との遭遇かと本気SFと信じ込んでしまった(笑)
もし自分が同じ体験をしたらどうするだろうと。
無音の中どう過ごす?
Dan + Shay - Tequila (Official Music Video)