谷崎潤一郎
写真:大川裕弘
『陰翳礼讃』
『陰翳礼讃』
ソフトカバー
装丁のほの暗い日本の美しさに目を惹かれる。
ホテルのカフェスペースの本棚で見つけた。
少しずつ読んでゆくも、酔いにすっかりはまり込み眠ってしまった。
後日また読んでみたいと思った本
この素敵な写真は「気配を撮る名匠」と評される大川裕弘
まさしく文字と写真で日本の美を感じることのできるビジュアル本
さてその陰翳礼讃とは?
(いんえいらいさんと読)
まだ電灯がなかった時代の今日と違った日本の美の感覚、生活と自然とが一体化し、真に風雅の骨髄を知っていた日本人の芸術的な感性について論じたもの。
谷崎潤一郎の代表的評論作品で、関西に移住した谷崎が日本の古典回帰に目覚めた時期の随筆である。
西洋の文化では可能な限り部屋の隅々まで明るくし、陰翳を消す事に執着したが、いにしえの日本ではむしろ陰翳を認め、それを利用することで陰翳の中でこそ映える芸術を作り上げたのであり、それこそが日本古来の美意識・美学の特徴だと主張する。こうした主張のもと、建築、照明、紙、食器、食べ物、化粧、能や歌舞伎の衣装の色彩など、多岐にわたって陰翳の考察がなされている。
この随筆は、日本的なデザインを考える上で注目され、国内だけでなく、戦後翻訳されて以降、海外の知識人や映画人にも影響を与えている。
谷崎潤一郎賞で名前を知っているぐらいで、著書を手に取ったのは今回が初めて。
受賞一覧を拝見
春樹 『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』!
川上弘美 『センセイの鞄』
山田詠美 『風味絶佳』
川上未映子 『愛の夢とか』
江國香織 『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』
上記本を読んでいるけど、ジャンル的にはどこなのかしら?
現在第56回 中央公論新社
本日も平和に在宅勤務
思わず『古畑任三郎』が小説になっているのか検索
でも、田村正和だからこそ出せた味よね。
再放送希望!
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