★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

12年ぶりの故郷への帰省

2016年03月20日 23時10分12秒 | 徒然(つれづれ)

 金曜日から3日間、亡父の十三回忌法要で、九州の辺境の地に帰省していた。
 12年ぶりの故郷は、持ち家ラッシュで、帰省した弟宅の周りは新興住宅街で、一戸建ての立派な住宅が建ち並んでいた。
 ほとんどが建売りではなく、注文建築らしく、それぞれの世帯主の個性や好みが如実に現れていて、なんとも統一性に欠ける、住宅街が出現していた。
 弟宅も例に漏れず、コの字型で、天井の低い三階建ての中央に日当たりのいい庭を配し、リビングダイニングにはアイランドキッチンが据えられていた。床の間付きの座敷には、亡父母や祖母の仏壇が飾られていた。
 
 法要には叔父叔母、いとこやその子供が参列し、久しぶりに旧交を暖めることができた。
 しかし、そこにはすでに私の居場所はなかった。
 まあ、両親の世話を弟夫婦にずっと任せ、私自身、田舎に戻る気はさらさらないのだから、それも仕方がないことだ。
 
 弟は去年、還暦を前に市役所を早期退職し、悠々自適と言うが、これといった趣味もなく、毎日の晩酌を楽しみに、主夫業に精を出しているようだ。
 私は法要を無事終えて、そそくさと大阪の自宅に戻ってきた次第だ。
 次に故郷に帰るのは、3年半後の本定年以降になるだろう。
 それまでお互いに、健康を保つことができるのだろうか。

コメント
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