虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

年間6万人

2010-03-31 09:13:00 | スポーツ
札幌市が全国初の通年営業型カーリング場の建設に乗り出すのをご存知の方は多いと思います。
総事業費約10億円をかけて、豊平区内(月寒体育館に隣接するとか?)に全国規模の大会も開ける4~5シートを備えた屋内施設を建設するもので、再来年春のオープンを予定している。

その通年型のカーリング場の利用予測が「年間6万人」だという。
「年間6万人なんて無理でしょ!」というのが、私の率直な印象だった。
だって、年間6万人=1日約165人でしょ?
そんな人数が毎日のように、カーリングをしに来るのかねぇ?

なんだか国土交通省が試算する空港の利用予測に似ていて「絵に描いた餅」にしか思えない。
この「利用予測」って、どんな算定なのだろうか?
かなりドンブリ感情ではないのか?
いつも、この手の試算を見ると、同じような印象を持ってしまう。
民間企業ではありえない試算だし、もしこのまま試算を通して、結果的に試算を大きく下回れば(試算した)担当者が責任追及させるのは必至だ。
そんなことでいいのでしょうか?真剣に考えるべきである。

今回、札幌市が常設のカーリング場を建設する背景には、有望選手の北海道外流出という現状がある(例、「チーム青森」の主力4選手は道内出身=カーリング場や企業など地元で競技を続けるための受け皿が少ないため、地域を挙げて環境を整備した青森に拠点を移した)

チーム青森の次の世代を担う有望選手が集まる「チーム常呂」(北見市)の4選手は今春、札幌国際大学(清田区)に揃って入学することが決まっている。
このような有望な選手たちに恵まれた環境を提供できるという点でも、札幌市のカーリング場整備は大きな意味を持つ。
もちろん、多くの市民に開放することで生涯スポーツとしての根付きも期待できる。

ただ1年に、6万人の利用予測は現実味に欠けた試算といわざるを得ない。
勝手な推測だが、今のままだと年間6000人(試算の10%)の利用があれば「良し」なのではないか?
カーリング講習を開くなり、イベントを開催するなりして、積極的で継続的なカーリングの普及に努めなければ、先行きは明るくならないと思うのだが…。

助っ人

2010-03-30 09:55:27 | スポーツ
『助っ人』を辞書で調べてみると、下記のように記されていた。
1、(喧嘩等で)加勢をする人。
2、プロ野球などにおける外国人選手。

今日は「2」の意味合いについて。

『助っ人』とはチームの不足分を補って余りある活躍を宿命付けられた外国人選手で「優勝請負人」の役割も担っているといえる。

それはプロ野球に限らず、Jリーグ、バスケットボール、バレーボール、ラグビーなど団体の球技種目や、陸上長距離(マラソン、駅伝)においても貴重な存在になってきており、チーム成績の浮沈も、彼ら『助っ人』に頼っている場合も多々見られる。

今年もプロ野球やJリーグの各チームは新しい『助っ人』を確保して、1年の長き戦いに期待を寄せる。
ただ、期待を裏切り、ひっそりと去っていく『助っ人』がいるのも事実。

野球で言えば「打てない」「守れない」「雰囲気ない」の3つが揃えば、何のための『助っ人』か?ということになる。
出稼ぎのつもりで来日する『助っ人』も、たまにはいるようだが…

いずれにしても、結果が出なきゃプロでは不要になってしまう『助っ人』
『助っ人』の良し悪しが、チームの成績を左右する昨今のスポーツ界。

そろそろ『助っ人』のあり方自体を、見直してもいいように感じています。
決して外国人締め出しとかではありませんよ!お間違いなく。

ps、その点で、今季のファイターズが有する「純国産打線」は、注目に値します!

「青春18きっぷ」ツアー2010春⑤

2010-03-28 10:45:00 | 旅行
ラスト、札幌まで戻りましょう!

長万部17:43着なのですが、ここから札幌まで2つの選択肢がありました。
①17:47発小樽行(通称・山線)②17:50発東室蘭行(通称:海線)

前日は海線で南下していったので、オクイさんと相談し、山線にしました。
冬場は雪によりダイヤが乱れることの多い山線ですが、天候もよさそうでしたし、前日のような風もなかったので、大丈夫でしょうと判断。

長万部に着くや否や、小樽行に乗りかえ。
途中、ニセコや比羅夫でスキーヤーが乗り込んできたので、まずまずの混み具合になりましたが、ダイヤの乱れも無く、順調にキハ150が小樽へ向かいます。

20:42小樽着。乗り換え時間は14分。
隣のホームで待機していた江別行普通列車に乗り込みます。

2日間にわたる乗り鉄の旅もまもなくフィナーレです。
20:56小樽発。
3連休の最終日の夜だったせいか、さほど混んでませんでしたが、少しずつ乗客が増え、大都市・札幌に近づいてきたことを感じさせます。
見慣れた景色が目に飛び込みます。

そして21:42札幌駅に到着。
今回の旅は終了です。
今回の総距離は鉄道932km、フェリー113km、計1045kmとなりました。

次回の「青春18きっぷ」ツアー2010夏は、夏休み時期に「音威子府の駅そばを食いに行こう」(札幌~幌延日帰りツアー)を敢行予定です。
あと秘境駅「小幌」(写真)にも行かなきゃなぁ。

では、またの機会に。

「青春18きっぷ」ツアー2010春④

2010-03-27 09:21:11 | 旅行
昨日の続き。

まず弘前から青森へ向かいます。
この弘前駅の発車メロディは、津軽三味線「津軽じょんから節」です。
地域性に飛んだ演出ですね。
ウワサには聞いていましたが、生で聞くと感動モノです。
素晴らしい!

車内では地域で暮らす人々が、津軽弁で語らっています。
部分的に意味が分からないところもありますが、とってもいい感じです。
「方言は地域の文化」だなぁと痛感しました。
もっと方言は大事にしましょうね!

青森で津軽海峡線に乗り換え、蟹田まで向かいます。
そして、蟹田で特急スーパー白鳥1号に乗り換え、木古内まで行きます。
この区間(蟹田~木古内)は在来線が無いため、特急自由席に乗車できます。
いつもは混雑していてデッキに立っていることが多いのですが、この日は珍しく空いていたので、自由席にゆったりと座ることができました。ラッキー!!

今回の旅のように在来線ばかり乗っていると、特急のスピードはものすごく速く感じます。
事実、長さ53.85Kmの青函トンネルも約23分で通過しました。
在来線(鈍行、各駅停車)と比較すると、体感的に3~4倍のスピードに感じます。

まもなく木古内に到着。3分後、函館行に乗り換えます。
そして、13:46函館駅到着。
14:27長万部行が、すでに入線していたので、改札を出ず、そのまま乗車。
持参した携帯ラジオで、プロ野球中継を聞きながら出発を待ちます。

お連れのオクイさんは腹が減ったのか、おつまみと缶チュウハイ2本を購入してきました。
やがて定刻(14:27)になり、ノロノロとキハ40が動き出します。
ここから長万部まで3時間超えの長い道のりです。
この日は天気が素晴らしく、駒ケ岳(写真)もきれいに見えました。
また内浦湾も穏やかで、午後の暖かな日差しを浴びながらトコトコと長万部へ向かいました。

明日は長万部から札幌までの道のりです。

「青春18きっぷ」ツアー2010春③

2010-03-26 09:47:20 | 旅行
さぁ最終日(2日目)です。

行程は、当初の予定と一部変更しました。
青森6:12~6:53弘前6:59~7:40大館7:46~8:29弘前10:02~10:51青森10:57~11:35蟹田11:43=特急利用可能区間=12:31木古内12:34~13:46函館14:27~17:43長万部17:47~20:42小樽20:56~21:42札幌

朝5時半過ぎに、青森駅で駅そばを食したまでは、昨日記しましたが、駅内には各種列車を撮影しようという「撮り鉄」の方々が…やはり、空前の鉄道ブームなんでしょうね!
※写真:青森駅5番ホーム

そして、弘前で乗り継いで(秋田県)大館まで行きました。
途中、12月に開業する新幹線新青森駅を通過しましたが、ほぼ駅の全貌が見えてきており、開業が間近なのを感じました。
今回の旅の最終目的地=最南端である大館では、乗り換え時間が6分しかなく、ちょっとだけ立ち寄った感じ。
ゆっくり観光したかったのですが、帰りの列車の関係もありますから、仕方がありません。

すぐさま、青森方面へ折り返します。
県境付近は雪が多く、辺りは真っ白でした。
いかにも、東北の豪雪地帯といった風情です。
やがて、弘前に近づくにつれ、一面に「りんご畑」が。やはり津軽=青森です。
天気が良くて、岩木山が見えれば最高だったのですが…。

弘前では、1時間半ほど時間があったので、自由行動に。
ただ、地方都市で休日の朝8時半ならお店も開いてなく、コンビニかファストフード店しか開いていません。
仕方が無いので、某牛丼チェーンで「焼魚定食」を食しました。
久々に普通の食事をしたので、ホッとした気分になりました。
その後、弘前駅前をブラブラ歩きましたが、空きテナントが目立ち、地域経済の厳しさを感じずにはいられませんでした。

9時半過ぎに弘前駅へ戻り、まもなくオクイさんと合流。
駅にある珈琲ショップでお茶しようとしましたが、店内満員だった。
「みんな、行くところないんだなぁ。」

ここからはタイトな乗り継ぎが函館駅まで続きます。

この後は明日。

「青春18きっぷ」ツアー2010春②

2010-03-25 09:21:55 | 旅行
昨日の続き。

晩飯も食ったんで、フェリーで青森に向かうことにしましょう!

まずは函館駅から青函フェリーの乗り場まで向かいます。
函館21:54発、22:00五稜郭で下車。
そこから、北浜にある青函フェリーの乗り場まで20分徒歩。
時より吹雪く状況で、歩くのが結構しんどかった。
2人ともベタベタになりながら、フェリーターミナル到着。

22:25ころ、青函フェリー乗船手続き。
カーペット敷きの2等船室。1500円=なんという安さ!

出港は23:30で、乗船は23:15の予定なので、待合室でゆったりすることに。
お連れのオクイさんは、カップそばを旨そうにすすってました。

23:15乗船、23:35ころ出港。
3連休の真ん中だったので、ガラガラ(貸しきり状態)と予想していたが、案外お客がいました。
まもなく眠ってしまったようで、津軽海峡の波の激しさもほとんど感じず。
眠るのに、ちょうどいい揺れでした。

早朝3:30、青森フェリーターミナル到着。
フェリーターミナルで30分ほどまったり。
同じような旅をする人もチラチラ見える。

そして、早朝4:00ころ、おもむろに青森駅方向に歩き出す。
前日ほどの風はなかったし、そんなに寒くはなかったが、時々吹きつける雪混じりの突風が目にしみる。

4:30ころ、青森駅に到着。
さすがに早すぎたのか、駅は開いておらず、近くのコンビニで立ち読み。
5:00開店の「新鮮市場」(写真)に寄るが、客は全くおらず、我々2人のみ。
店の方々は、品出しに勤しんでいた。
間が持たず、そそくさと退散。

5:30過ぎに、青森駅に入り、駅そばを食す。
そろそろ2日目が本格的に始まる。
さぁどんな1日になるのだろうか?

明日に続く。

「青春18きっぷ」ツアー2010春①

2010-03-24 09:57:45 | 旅行
2月22日に「青春18きっぷ」の旅についてお話しましたが、予定通り21~22日の2日間、高尚な鉄道仲間のオクイさんと2人で東北方面まで足を伸ばしてきました。

ただ21日は折からの強風による架線支障(桑園駅付近&苗穂駅付近の2箇所でビニール袋が架線に付着)によりダイヤ遅延が発生したため、出発地の札幌駅から10時過ぎまで動けない状況が発生。

一部の予定を変更して(前倒ししながら)函館へ向かうことになりました。

変更となった行程は下記の通りです。
札幌10:10ころ~11:35ころ千歳11:45ころ=L特急すずらん2号※ダイヤ遅延により、特別に苫小牧まで自由席のみ乗車可能に=12:05ころ苫小牧12:30~13:32東室蘭13:45~15:21長万部16:16~19:29函館

ここで晩飯。
オッサン2人で函館駅近くの大衆居酒屋で飲食。

さぁこの後は23:30発の青函フェリーで青森へ向かいます。

明日に続く。

写真:L特急すずらん2号自由席(南千歳~沼ノ端間)

末代の恥?

2010-03-23 08:47:02 | スポーツ
毎日新聞のニュースより

第82回選抜高校野球大会で22日、21世紀枠で出場した向陽(和歌山)に1-2で敗れた開星(島根)の野々村直通(なおみち)監督が、試合後のインタビューで「21世紀枠に負けて末代の恥です」などと発言した。
日本高校野球連盟は「事実確認をしたい」としており、発言の趣旨などを確かめる。

野々村監督は「恥ずかしくて立ち上がれません」とも述べた。
21世紀枠は、昨秋の都道府県大会ベスト8以上の学校などを対象に地域への貢献活動など野球以外の活動も加味して選考している。

取材に対し、開星の大多和聡宏(あきひろ)校長は「監督と連絡がつかない」としながら「仮に相手に失礼な発言をしたのなら、礼儀に反すること。まずは事実関係を把握し、(監督に)指導すべき点は指導したい」と述べた。

野々村監督は毎日新聞の取材に「相手を侮辱する気はなかったが、侮辱ととられたら謝りたい。負けた直後で冷静さを欠いていた」と話した。<了>

このようなニュースが出てくる度に思うが、高校野球はスポーツの前に教育活動の一環である。
そこを基盤にしていないと「勝利至上主義」のような考えが横行して、収拾がつかなくなる。
改めて日本高野連には、この監督だけでなく、多くの関係者にしっかり指導してもらいたい。
また21世紀枠の趣旨や目的を関係者に徹底すべきだと思う。
正直なところ、推薦枠の一つくらいにしか捉えられていないのも事実だから。

デノミ失敗で処刑?

2010-03-21 07:19:00 | 社会
先日の毎日新聞の記事に、なんとも北朝鮮らしいニュースが…

聯合ニュースは18日、北朝鮮が昨年実施したデノミネーション(貨幣呼称単位の変更)の実務責任者だった朝鮮労働党の朴南基(パク・ナムギ)前党財政計画部長(76)が先週、責任を問われて処刑されたと報じた。複数の消息筋の話として伝えた。朴前部長はデノミ失敗で朝鮮労働党から解任されていた。

報道によると、朴前部長は平壌・順安区域の射撃場で銃殺されたという。貨幣改革の失敗で民心が悪化し、金正日(キム・ジョンイル)総書記の後継体制作りにも悪影響が出たため、反革命分子として処刑したという消息筋の話を伝えた。

北朝鮮は昨年11月末、旧貨幣100ウォンを新貨幣1ウォンとするデノミを実施。インフレ抑制や計画経済への回帰を狙ったとみられるが、逆に物価暴騰や流通の停滞を招いた。<了>

でもデノミって、担当者の独断と偏見で行えるわけは無いから、明らかな国策なのに…。
それで失敗したら処刑って、改めて北朝鮮は過激な国ですなぁと感じます。
担当者も命がけですよ!
日本では信じられませんな。

パ・リーグ開幕

2010-03-20 08:39:30 | スポーツ
今日、2010年のパ・リーグが開幕します。

そこで恒例の大胆予想。

まず順位予想から。
1:ライオンズ
2:ファイターズ
3:バファローズ
4:ホークス
5:イーグルス
6:マリーンズ
1位の到達ラインは80勝(昨年のファイターズは82勝)と予想。かつて無いほどの混戦になると思われる。それだけ戦力は均衡。
また新監督を迎えたチーム(バファローズ、イーグルス、マリーンズ)は大きく様変わりするかもしれない。

個々のチームについて、一言ずつ。
1位予想:ライオンズ
○:強力な先発投手陣、打撃陣の破壊力
×:抑え投手に一抹の不安
キーマン:G.G.佐藤~打撃爆発で破壊力倍増!
ポイント:一昨年のように歯車がかみ合うか?
2位予想:ファイターズ
○:個々の選手が自己犠牲できる点、しつこく&嫌らしい戦い方
×:エース(ダルビッシュ)頼みなのは変わらず
キーマン:カーライル&ケッペル~2人で17勝すれば、首位を突っ走る可能性大
ポイント:純国産打線で得点力を維持できるか?
3位予想:バファローズ
○:先発投手のコマ数、打線のバランス
×:シーズンを通した集中力、緻密さ
キーマン:岡田監督~セ・リーグの野球がバファローズで浸透するか?
ポイント:投打のバランスが取れれば一昨年のような快進撃も
4位予想:ホークス
○:充実した投手陣(とくに抑え)、本多&川の足(盗塁)
×:守備力、勝負強さ
キーマン:松田~今年は正念場
ポイント:世代交代(脱MK)できれば優勝争いも
5位予想:イーグルス
○:ブラウン監督のノビノビ野球、自信をつけた主力選手
×:投手陣のコマ不足、全体的な気の緩み
キーマン:田中~最多勝(20勝)を目指せ!
ポイント:野村ID野球がどのように変貌するのか?
6位予想:マリーンズ
○:若手に台頭するチャンスあり、韓国の主砲キム・テギュン
×:全般に戦力ダウンの感じが強い、世代交代期に差し掛かっている
キーマン:西岡~新キャプテンになり変貌の予感
ポイント:脱ボビー野球=西村野球の構築

さぁどうなりますか?
長い1年がスタートします。