虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

監督論

2014-07-31 06:57:50 | スポーツ
数日前の話し。

第96回全国高校野球選手権石川大会の決勝が27日、石川県立野球場で行われ、星稜が9回裏、8点差をひっくり返して小松大谷に9-8で大逆転。
2年連続17回目の夏の甲子園出場を果たした。

テレビや漫画のストーリーでもあり得ない展開。

<経過>
8回まで2安打無得点に抑えられていた星稜は9回、先頭打者が四球で出ると、今村の右中間適時三塁打、村上の右前適時打、梁瀬の2点左前適時打、岩下の2点左越え本塁打で6点。
さらに1死一、三塁から遊ゴロの間に1点を奪うと、村上の中前適時打でついに同点。
最後は佐竹の左越え適時打で劇的なサヨナラ勝ちを決めた。

このニュースを27日夜にテレビで見たのだが、その瞬間思ったことは「小松大谷の監督は何してたんだろう?」って思った。

個人的な監督論でもあるのだが、監督はいかに負けないようにするのが一番の仕事だと思う。
ついでに言えば、勝つのは選手の手柄だと思っています。

小松大谷の選手たちは、最終回を迎える段階で8点リード。
甲子園出場が目前に迫ったので、どこかウキウキしてプレイに集中できないところがあったと思われる。
普通に考えると、8点差をひっくり返される(負ける)要素は無いに等しい。
しかし、勝負は終わる(ゲームセット)までわからないのは、昔から言われていること。

その状況をコントロールするのは監督の役割なはず。
途中で間を空けるなり、伝令を送るなり方法はあったはず。

途中からリードしているのに精神的に追い込まれていき、ズルズルと失点し、最後には敗れてしまった。
小松大谷の選手たちは、何が何だかわからないうちに、負けていたのではないか?
そして、監督も同じような気持ちだったのではないか?
最も冷静でいなくてはならない監督の心が乱れていたら、勝負にはならない。
それは勝負事の常だと思う。

高校野球の監督に、監督としての勝負魂を求めるのは筋違いだろうか?
教育の一環としてのスポーツ(野球)なんだから、そういう姿勢を示すのも紛れもない教育だと思うのであります。


燃費走行

2014-07-30 09:24:22 | 乗り物
帯広出張&レジャーで、約650㎞走ったマイカー。

この燃料(ガソリン)高の時に…とは自分でも思うが、根っからの運転好きゆえ、どうしても足を延ばしてしまうのだ。

今回は、652.3㎞走って、燃料は30.2Lの消費で済んだ。
燃費は21.599㎞/Lというデータだった。
何度もこのルートを走っているが、過去最高の燃費でした。

マイカーは、10年落ちのKカー。
そして、4WDということで、燃費を考えるとちょっと厳しい。
まして、札幌~帯広間は山岳路が多く、アベレージスピードも高め。
660㏄のNA(自然吸気)車には厳しいコンディションです。
なので、欲を出さず、流れに乗せて淡々と走るしかない。
しかし、マイナーは(現代では希少価値の)5MTなので、テクニックを駆使することで、幾分燃費にも貢献できる。

今回は意識的にチャレンジしてみた。
燃料はいつものレギュラーガソリン。

山岳区間では、いつも以上にリズミカルなシフトチェンジを心がけ、エンジン回転に波が出ないように工夫する。
Kカーゆえ、3000回転を目安に(有効なトルクを使いながら)前方に進める。
加えて、前方のクルマとの距離をしっかり確認し、車間距離をある程度に保ち、無駄にブレーキを踏んだりしないようにする。
ステアリング捌きも、きわめて滑らかに(流れるように)1つ1つのコーナーをクリアする。

まるで、往年のアラン・プロスト(元F1チャンピオン)のような流麗な走りを意識した。
あと下りはアクセルの踏み方を最小限にし、極端な言い方だと惰性で下りていくようにした。

帯広を含め十勝管内は比較的平坦で、ここでもある程度までアクセルを踏むと、そこからは惰性で走らせる感じを意識。
すると、平地区間では(メーター読み)で24~25㎞/Lの燃費が記録できた。

平地でこれだけの燃費が記録できたら、現代の主流であるハイブリッド車ともいい勝負ができるかもしれません。
また燃費が売りの最新Kカーも凌駕できそうです。

このように、乗り方1つで燃費が変化するのが、MT(マニュアル)車のいいところですね。
また8月上旬、遊びで普段行くことのないエリアにマイカーで出かける予定なので、そこでも燃費走行にチャレンジしてみようと思っています。

観光名所

2014-07-29 09:37:18 | ビジネス
27~28日にかけて、1泊2日で帯広に出張してました。

仕事自体は、27日の夕方と28日朝の打ち合わせのみ。
商談というより情報交換といった雰囲気で、2か所とも有意義なお話ができました。

それ以外はドライブ&観光といったところ。
何だかんだで(往復を含め)650㎞も走ってしまいました。

その流れで、約7年ぶりに中札内の花畑牧場まで、足を延ばしてきました。
さすがに、以前のような混雑はないものの、本州からのクルマ(マイカー&レンタカー)での観光客はそれなりにいました。
今時期は夏休みですからね。あちこちに家族連れもいましたよ!

数年前に一世を風靡したので、やはり知名度は抜群です。
そのことで一気に拡大路線に進んでいきますが、やがてブームが去り、テナント店舗も閉店される店が続出します。
その状況をみて、一部では、花畑牧場が倒産の危機だとか噂されました。
しかし、聞いたところによると、しっかり地に足をつけたビジネスができているらしいです。

一時は生キャラメルの爆発的人気で、生産(供給)が需要に追い付かず、売っても売っても利益が出にくい状況だったようです。
今はそのブームを一段落し、中身のあるビジネスができているんだとか。

やはりブームというものは怖いですね。そして心身ともに翻弄されるものです。
そのブームが去った後に、ホントの正念場が来て、それを乗り越えると着実な歩みで結果が出てくる。
規模も業種も異なりますが、同じ起業家として参考になる部分ですし、身を持って体験して、少しずつわかってきたところです。

彼らのやり方には、賛否両論あります。
しかし、北海道を景気づけるための試み(取り組み)としては評価されてしかるべきです。
今後、より大きな存在になっていくために、何をどういう形で展開していくか注目です。



テスト中に炎上

2014-07-27 09:12:28 | 乗り物
ホンダの次期NSX・プロトタイプカーを、世界屈指の難コースのニュルブルクリンク・サーキット(ドイツ)でテストしていたのだが、その途中に車両が炎上するというトラブルでテストを終えることになってしまった。

クルマ好きの方は、すでに知っている人も多いだろう。

画像を見ると、車体後方が著しく燃えていることがわかる。
このことから、この炎上(火災)はエンジン(ハイブリッドだからパワーユニット)回りから発生したと想定できる。

次期NSXは、すでに明らかにされているが、ハイブリッドカー(モーター&エンジン)である。
まだ想定に過ぎないのだが、モーターなどの電気系からのトラブルであることも想定できる。
それが世界でもっと過酷なニュルブルクリンクでの高負荷に耐えられず、出火してしまったのではなかろうか?

中途半端な状態で発売し、その後リコールの連続になるよりマシだ。
そのためのテストだから。

同じホンダのフィット(FIT3)が度重なるトラブルで、発売から1年半で、なんと4度のリコールを出した。
主に新設計のハイブリッドモデルのトラブルで、エンジン(パワーユニット)とトランスミッションの設計に問題があるといわれている。
そして、ライバルであるトヨタ(ハイブリッド車=アクア・プリウス)に追い付け・追い越せで、やや成熟不足なままで市場に投入した感じもしないでもない。

いつの時代も新しい技術には、常にトラブルが付きまとう。
いくら技術の精度が高くなっても、完璧なものはできない。永遠の課題ともいえる。
しかし、極めて高い信頼性に慣れ切った日本のユーザーが、再三にわたるトラブル(リコール)に耐えられるとは思えない。
事実、今の状況に辟易して、手放す人も出てきているらしい。

やはり、いろんな背景があったとしても、あらゆる条件下でのテストを踏まえ、しっかりとした裏付けができた段階で市場に投入すべきだろう。
私なんかが、改めて言うことでもないのだが…。

今後1~2年の間に登場すると噂される次期NSXは、車両本体価格が1500万円以上(一説には2000万円級)といわれている。
今のうちに「ダメ出し」しておかないと、メーカーのブランドイメージがガタガタと崩れてしまう。
とくにホンダにとって、次期NSXは世界の誇るフラッグシップであり、現代のホンダ・スポーツカーを体現したものだから。

今回のテスト走行中の炎上を教訓にして、世界に誇れるスポーツカーを出してもらいたいと、一介のクルマ好きとしては願っています。

おかしくない?

2014-07-26 09:28:23 | ビジネス
派遣会社から仕事を紹介してもらうことは、現代においてはきわめて一般的なことになった。
そして、そのことで、いろんな問題も生じているようだ。

先日、ある人から聞いたのですが、派遣会社から、ある企業を紹介してもらい、その会社へ行って面接(面談)をした。
そこまでは普通のことですが、ここからが問題。

面談後、派遣会社の担当者から、企業側には採用するかしないかの選択肢があるのに「労働者側には選択肢がない」と言われたそうだ。
わかりやすく言えば、企業がその人を使いたい(採用したい)ということになれば、絶対に行かねばならないという。

そんな話し、通用するのか?
表現はよくないが、捕○や○隷じゃあるまいし。
労働者側にも「この会社の雰囲気が…」とか「派遣会社から聞いていた印象と違っていて…」とかあるんじゃないの?

企業側というより、派遣会社の了見を疑う。
また派遣会社にその旨を強要しているのだったら、その企業もおかしい。
人(労働者)を何だと思っているのか?機械じゃないんだぞ!

派遣労働ってそういうものといえば、それまでだが…。
やはり、おかしいものはおかしいと言わざるを得ない。

労働者側のことを考えていない行為(言動)としか言えない。
こんなバカな話が罷り通ってはならないと思った。

全部がそうではないらしいが、結構名の知れた大手の派遣会社でも、このようなことは恒常的に行われているんだとか。
自らの実績づくりのために、労働者を派遣するんじゃない!と言いたくなる。

この業界も競争が激しいみたいだから、他社よりも有利な条件(安い労働力、企業側の事情を最優先する等)を提示して、実績(営業成績)づくりをしているように感じられる。

相手が人間であり、サービスを提供するビジネスの場合、そこらを勘違いするとひょんなことから綻びが出てくるものだ。
もし派遣会社を使うようなことがあれば、その辺の対応をしっかり見極めるべきだろう。

業種も立場も異なるが、しっかりと肝に銘じたいエピソードだ。

10年

2014-07-25 10:07:03 | スポーツ
昨夜、北都プロレスの「10周年記念大会」に行ってきました。

一言に10年といっても、かなり長い年月です。
その間、紆余曲折などあったはずで、決してスムースではなかったでしょう。

私事ですが、2007年春に自営で仕事を始めて、間もなく7年半になります。
今までの間は、苦難の連続でした。
ここ1~2年、やっと人並みの生活ができるようになりました。
ですから10年続けることの難しさ、厳しさは十分に分ります。
また諦めずに頑張ってきた皆さんに敬服します。

北都プロレスにおいては、代表のクレイン中條さんの情熱と周囲のスタッフの献身的な努力。
そして、レスラーの皆さんの頑張り、また道内唯一のプロレス団体を支えようとする熱いファン。
それらが少しずつ結実し、10年を迎えたのが本当のところではないでしょうか?
いみじくも「10周年記念大会」の最後に、中條代表からのご挨拶がありましたが、その点をしっかり踏まえたのが印象的でした。

最近はメディアでの露出も増え、道内のみならず全国各地での知名度も上がってきました。
先月は、悲願の東京大会を開催。
盛況のうちに終わったと聞いています(できれば行きたかったが…)
またファン層も少しずつ広がり始めています。

こういう流れを絶やさぬように、ファン有志で「後援会」を結成し、勝手連的に盛り上げようということになりました。
きっかけは、過去2年連続で開催されたOYOYOでのトークイベントだったのは間違いありません。私は2回ともトークショーの司会進行役。
私は仕事柄もあってか、もしくはキャラクターのせいか、当然のように企画・広報担当として携わることになりました。

その第1弾のイベントが、10周年記念大会の「前夜祭」と称したファンの皆様との交流イベントです。
ご参加された皆さんは、レスラーの皆さんと飲みながら、食べながら、語らいながらのふれあいに心より満足された様子でした。
裏方として、皆さんの満足そうな表情を拝見し、心からホッとしました。

また昨日の朝は、AMラジオ局の中継取材があり、立ち会っていました。
市街地の公園で、上半身裸になった男たち。
その男たちがレポーターの女性を挟んで、チョップなど技の応酬。
そして、実際に試合で用いているゴングを、市民が憩う公園で(ちょっと控えめですが)鳴らしてしまう。
しっかり放送に載っていました。
何とも非日常の世界です。
立ち会いとはいえ、眼前にその光景が繰り広げられます。
決して、普段見られる光景ではありません。
また、このようなことが頻繁にあってはなりません。

このように一見、馬鹿げたことのように映るかもしれませんが、この非日常感もプロレスが持つ魅力の1つです。
まずは、大きな山であった「10周年記念大会」が終わりました。
次なる企画(仕掛け)に向けて、また仕込みをしなければ…

最後に北都プロレスの皆さん、10周年おめでとうございます。
道内唯一のプロレス団体の灯を消さないように、知恵を絞りながら、汗をかきながら頑張っていきましょうね!

LPGハイブリッド

2014-07-24 06:36:12 | 乗り物
トヨタ車の新車販売に占めるハイブリッド車の割合は55%だという。

この比率をどう感じるかは個々に依るが、個人的には55%「も」あるのかぁって印象を持った。

今や日本では、自動車といえばハイブリッドという時代になったのは間違いなく、お盆過ぎには軽自動車のハイブリッド車が登場するらしい。
売れ線の車種の追加モデルらしいが…。

さてハイブリッドといえば、燃料がLPガスでもガソリンでも使用できるものがあるという。
一般的なハイブリッド車は、電気モーターとエンジン(内燃機関)の組合せだが、こちらはバイフューエル方式。

走行状態に合わせて自動で切り替わったり、スイッチで簡単に切り替えできるという。
今やガソリン価格もリッター170円(レギュラーガソリン)を突破しようという勢いで、過去最高価格の更新も間違いない状況だ。
対してLPガスは、リッター95~100円と灯油と同じ価格帯。

近年の高度なエンジン電子制御技術により、移動や街乗りなどの通常走行ではLPガスを使用し、加速時などの高負荷がかかる場合はガソリンを使用というように、使用状況により適した燃料を自動的に選択してくれるという。

LPガスといえば、タクシーの燃料という印象があります。
そして、給油する場所が少ないという現実もあります。
また爆発等の危険性も懸念されます。
しかし、LPガスのタンクはガソリンタンクに比べて非常に頑丈に作られています。
LPガス車の歴史はとても古く、ガソリン車とほぼ同じくらいの歴史があります。
加えて、事故による衝突等でLPガスのタンクが破損し、火災になったという例はないので、安全性は十分に確保されています。

欠点としては、冬季(寒い状況下)だと、ガソリンの使用がメインになり、LPガスの価格的メリットが生かされないことがあるそうです。
北海道のような特殊な環境では、一般のハイブリッド車も燃費的なメリットを生かせないので、同じようなことでしょうか。

すべてに万能とは言えませんが、燃料代が安くなることは言えそうです。

また、既存の車両を改造することも可能だとか。
車両にも依るそうですが、50万円くらいで改造ができるとのこと。
計算すると、走り方にもよりますが、数年で元が取れそうです。

ちょっと興味がありますね。

ネット検索で「LPGハイブリッド」と検索すると、たくさん情報が出てきます。
気になる方はチェックしてみたら、いかがでしょうか?

291億円

2014-07-23 09:18:58 | 社会
毎日新聞の記事より。

関西大大学院の宮本勝浩教授らは17日、大阪・ミナミの道頓堀にあるネオン看板「グリコのランナー」のリニューアルによる経済波及効果が初年度に大阪府で125億円、全国で291億円に上るとの試算を発表した。
新看板の効果で、周辺の4商店街の観光客は年間で1割増えると仮定し、買い物や飲食による消費支出の増額などを見積もった。

心斎橋筋商店街など4商店街で76億円、大丸心斎橋店と高島屋大阪店の百貨店2店で20億円増えると試算。
宣伝広告効果による江崎グリコ商品の売上高を39億円増と推定した。

宮本教授は「グリコの看板は、看板や広告塔としては国内最大級の集客効果がある」と話している。
看板は道頓堀川沿いのビル壁面に1935年から掛かり、現在の看板は5代目。
老朽化のため8月17日が最後の点灯日となり、秋には6代目に代わる。<了>

経済波及効果の試算って、いろんな角度から検証するんだけど、あくまでも指標でしかないんだよね。
正直、こんなにあるのだろうか?
この件に関わらず、いつも思うことでもあります。

いずれにしても、300億円近い経済波及効果は大きいですね。

トレッドデザイン

2014-07-22 09:15:11 | 文化
東洋ゴムは、同社製タイヤのトレッドデザインを反物の柄に採用したオリジナル浴衣を制作し発表した。

タイヤのトレッドとは、タイヤが地面と接する部分の名称をいい、刻まれた溝によってトレッド表面は立体化され、タイヤは採用するゴム材料の最適化とともに、このトレッドによって「駆動力や制動力」「雨天時における排水性」「操縦安定性」また「騒音抑制や乗り心地の快適性」といった機能性を満たす。
溝の入れ方によってできる紋様はトレッドデザイン、トレッドパターンと呼ばれ、見た目におけるタイヤの最大の個性となる。
いわば「タイヤの顔」であるこの意匠は、機能性を確保する高い技術力によって成立している。

独特な意匠性が評価されている同社製タイヤの豊かな表情を感じてもらうために、今回トレッドデザインを夏の風物詩である浴衣の柄として仕立てることを企画。
黒くて丸い物体と思われがちなタイヤの個性を、異次元である日本女性の華やかな世界へ引き出すことで、TOYO TIRESならではのユニークなタッチポイントとして創出したものである。

浴衣を仕立てる反物の柄として採用したトレッドパターンは、同社製タイヤの中でも特にトレッドデザインに人気がある「PROXES R1R(プロクセス・アールワンアール)」「OPEN COUNTRY M/T(オープンカントリー・エムティ)」「NANOENERGY 0(ナノエナジー・ゼロ)」の3商品。

江戸染色型紙の老舗「青木型紙店」青木裕之氏が、染物の柄のもとになる型紙を制作。
また「江戸ゆかた染元・高常」高橋榮一氏に江戸時代から受け継がれる伝統的な染色技法で染めたオリジナルの3種の反物を、それぞれ涼しげな浴衣に仕立てた。

タイヤの開発現場では専門デザイナーが基本デザインを立案し、コンピュータ・シミュレーションによって最適化する。
高い性能と差別化された意匠を融合したトレッドデザインは、熟練の技術者の手によって、プロトタイプが丁寧に彫り起こされ、数々の試験をクリアしたものだけがデザインとして採用されている。
同社タイヤ開発の技術力の裏付けともいえるトレッドデザインの意匠性を、伝統工芸「江戸浴衣」の染色技法に掛け合わせ、国内だけでなくグローバルに活用できる独創的なコンテンツを完成させた。

明らかに企画の勝利だと思う。
企画とは身近なものを生かしつつ、新たなものに再生することに意味がある。
浴衣のみならず、手ぬぐいや風呂敷など「和モノ」に活用(派生)しても面白そうだなぁ。





学校の部活動(運動部)

2014-07-19 09:15:11 | スポーツ
先日の新聞記事より。

中学、高校の運動部活動で、指導者の半数近くが担当教科が保健体育ではなく、その部活動の競技経験も持たないことが8日、日本体育協会が公表した「学校運動部活動指導者の実態調査」で分かった。
競技スポーツの裾野を支える部活動の脆弱な指導体制が浮き彫りになった。

調査は今年1~2月、無作為抽出した全国の中学校600、高校400の計1000校を対象に実施し、7割に当たる約8500人の指導者から回答があった。
体協によると、部活動の指導実態調査としては過去最大規模という。

専門が保健体育ではなく、当該競技の経験もない部活動指導者(専門外指導者)は、中学校で45.9%、高校で40.9%を占めた。
また、中学校で13.7%、高校で18.2%の指導者が生徒に実技指導を行っていなかった。部活動指導での悩みは中学、高校ともに「校務が忙しくて思うように指導できない」が1位だったが、専門外指導者に限ると「自分自身の専門的指導力不足」がトップに替わった。

調査に当たった松尾哲矢・立教大教授(教育学)は対策として、「公認指導者資格制度での研修で教諭の専門性を高めてもらうことと、外部指導者の積極登用の両方が必要だ」と指摘した。<了>

競技経験はあるに越したことはないけど、そこまで重要度が高い必要性があるのだろうか?
そして、学校の教員にそれを求めてしまうのか?
個人的には、ちょっと違うような気がします。
経験や知識を求めるのなら、民間人(スポーツトレーナーや指導の有資格者)を活用したらいいじゃないか。
有能な人材はたくさんいますよ!

そして、学校の部活動に求めることは何なのか?
この記事でも触れられているように、競技スポーツの裾野を支える(=一端を担う)役割なのか?
正直、その表現に違和感を感じる。

やはり教育の一環として、するべきことじゃないのか。
私は高い競技レベルを求めるのなら、それなりの指導者のもとでしっかり練習すべきだと考えます。

柔道をはじめとする中学校での武道の授業導入の際にも論じられましたが、学校の内部だけでは無理なような気がしています。
もし学校の部活動で、高い技術性を求めるのなら、専門的な知識や経験を有する人たちを積極的に活用するべきだと思っています。

その方が誰にとっても有益なことにつながるように思えるのですが…。