札幌は今月2度目の大雪に見舞われた。
師走に連続して大雪に見舞われるのは記憶にない。
22日の降り始めから、23日夜まで約60cmの降雪があり、幹線道路ですら除雪が追いつかず、市内に張り巡らされた中道はまるで雪中行軍の様である。
除雪機が来ても、ただ踏み締めるだけ。
捨て場がない都市ならではの問題も浮き彫りにする。
行政は非常事態宣言なり、緊急対策を講じるなり必要ではないか?
札幌市のホームページを見る限り、そのような発信は見当たらない。
救急搬送などは道が狭いため、渋滞に巻き込まれ、手遅れになりかねない。
一般的には3連休だが、このようなときに何らかの対策を講じられないのは、194万人の人口を有する北国の大都市としてはお粗末である。
まして、今月上旬にも1日で60cmの大雪があったばかりで、ここ数日は大雪の予報も出ていたのに・・・。
台風や洪水など自然災害が頻繁に発生する近年の日本。
決して、札幌市役所も他人事として見ていた訳ではなかろう。
やるべきときに、しっかりやらないと。
とくに今回はインフラに関することですから。
背景には、行政としての除雪や排雪の予算不足や、除雪や排雪の業者(主に土建業者)が不足しているとか、雪捨て場の問題等、複数の理由が重なっているようだ。
こんなお粗末な場所では暮らされない。
でなくても、年々雪にはうんざりするようになったし(歳のせいかな?)、雪によって経済やビジネスが停滞するのに我慢できなくなった。
来年の冬は、渡り鳥みたいに雪のない場所で暮らすようにしないとなぁ。