東洋のドーバー

犬吠埼での日の出を存分に満喫。時計を見ると朝5時過ぎ。

なんだかんだで、1時間くらい東の空に上がるお天道様を見ていたんですね。

銚子に滞在できる時間はあと2時間。その間に見たい場所は2か所。

まず屏風ヶ浦へ向かいます。ここは千葉県銚子市（名洗町）から旭市（上永井）の刑部岬までの海岸線に連なる断崖絶壁、海食崖がある場所です。英仏間のドーバー海峡にある崖（ホワイトクリフ）に似ていることから、東洋のドーバーとも言われます。

海抜40～50ｍ前後の絶壁が10㎞に亘って屏風のようにそそりたつ海岸で、長年の海水の浸食によって形成された自然地形です。

ですから今後も浸食などで少しずつ姿を変えるかもしれませんね。

新第三紀鮮新世から第四紀更新世に堆積した犬吠層群に属する名洗層、飯岡層と、香取層、関東ローム層が見られます。地質マニアには垂涎の場所でしょう。私はそこまで興味はありませんが、単純に凄い景観ですし、スケールの大きさに圧倒されます。

今回見たのはその一部ですが、まるで巨大なバウムクーヘンの断面に見えました（あれは樹木の年輪ですけどね）

他にも特徴的な場所が多い銚子。今回の銚子訪問で最後の場所へ向かいます。

ps、NHKのブラタモリが、近いうちに来そうな気がします。タモリが好きそうな場所が続々あるし、存分に蘊蓄を語りそうだなぁ。

待望の・・・

深夜、車内に入ってきた蚊に撃沈され、仕方なく車外に放り出され、急遽星空観測会を実施。なんだかんだで3時間が経過しようとしていた。

3時半を過ぎると、東の空が明るくなり始める。それに合わせて、日の出の様子を見に来た（撮影しに来た）方々の姿が。ちなみに日の出時間は4:21（6月23日犬吠埼）

朝4時には約10名ほどの人が…。私みたいに、ここで夜明かししたのは3台（4名）。

中にはバイクで来て（ナンバーは関西圏でした）ベンチで寝転がるツワモノも。蚊の攻撃に耐えられたのかしら？

犬吠埼は関東最東端にあり、山や離島を除き日本で一番早く日の出を見る場所です。

元旦の初日の出では、ここから見える雄大な大海原と荒磯に砕ける波、そして白亜の灯台が織りなす美しい風景とともに、新年の誓いを立ててみる方も多いのではないでしょうか。

私が来たのは夏至の翌々日。

早朝から、日の出の瞬間を待ち、スタンバイします。別な理由（虫たちの攻撃）があるにしても、ほぼ完徹で朝を迎えます。

でも東の空には薄くたなびく雲が見えます。もしかしたら無理なのか？

日の出の15分前には、地平線から出てくる太陽が見られないのがほぼわかりました。でもせっかく来たのだから、30分くらい我慢しましょう！

すると、その念が通じたのか、4時半頃（日の出10分後）からくっきりとお日さまが見られるように。お天道様、ありがとうございます！

矢継ぎ早に写真を撮りましたが、犬吠埼で撮ったことがわかる写真を掲載します。

天然のプラネタリウム

銚子犬吠埼での夜。

まずまずの蒸し暑さだったため、クルマの窓を少しだけ開けたのだが、そのせいで車内に虫が入り込んでしまった。

耳元で虫が飛ぶ「ビィーン」という音が左右・前後・上下のあらゆる位置からひっきりなしに…。完全なる油断だった。大失敗。

かなりの虫たちが獲物を求めて侵入してきたようだ。そこから（持参した）虫よけスプレーを車内に振りまいても時すでに遅し。またクルマの中は殺虫剤の匂いで充満し、虫よりこちらがやられてしまいそう。

やがて身体のあちこちに痒みが…。どうやら蚊に刺されたようだ。それも海沿いの蚊だから結構厄介（海の蚊は強力）

時間は深夜12時半過ぎ。もはや寝るところの話ではない。

仕方がないので、殺虫剤の匂いで充満したクルマから脱出し、灯台の下で空を見上げて深夜の星空観測会と相成った。

天気は良かったので、首都圏とは思えないほどきれいな星空が見えた。それと海外からやってくる（＆飛んで行く）飛行機が15～20分おきに見られる。成田空港から直線距離で約30㎞。夜中なのに、こんなに次々飛んでくる（＆行く）ものなのか？

もしかして、航路上で成田上空を行き交う飛行機ということか？いずれにしても、かなりの頻度で飛んでいた。夜明けの朝4時過ぎまでに約15～16機。

本州の東端にある岬に、大型旅客機の飛ぶ音が小さいながらもよく響く。虫の羽音よりは100倍マシだな。

星空観測会はまだまだ続く。たまには夜空を見上げながら、物思いに耽るのもいいですよ！上ばかり見ているため、首が凝るのはちょっとしんどいけど…。

そんなこんなで、時間は朝3時になろうと…。まもなく東の空が明るくなってくるかな？

画像：夜明け（日の出）40分前の犬吠埼灯台

銚子到着

夜8時前に銚子（千葉県）に到着。

遅めの夕飯を食べ、この日の宿泊地である犬吠埼へ向かいます。宿泊地といっても車中泊ですけど…。

まずは夜の犬吠埼灯台を撮影（画像）

灯台の下（駐車スペース）には数台のクルマがいます。その一角に陣を取り、夜を明かします。

海沿いのため、そして梅雨時期のため、気温はさほどでもないのですが、まずまずの湿気がありますね。

さぁ明日の夜明け（朝4時過ぎ）を楽しみに、夜10時過ぎに寝ました。

巨大なスタジアム

日没が近づいて、空は少し暗くなってきました。

すると大きなスタジアムが見えてきました。

Jリーグ・鹿島アントラーズ本拠地の茨城県立「カシマサッカースタジアム」です。

このスタジアムは「2002FIFAワールドカップ」に向けて改修され、現在の大きなスタジアムになりました。現在の収容観客数は40728人です。

2020年東京五輪のサッカー競技会場として、このスタジアムを追加することが今月10日の国際オリンピック委員会（IOC）理事会で承認されました。

2020年東京五輪のサッカー会場としては、すでに新国立競技場、東京スタジアム、横浜国際総合競技場、札幌ドーム、宮城スタジアム、埼玉スタジアム2002の6つのスタジアムの使用が決定していましたが、新たにカシマスタジアムも7つ目として正式に認められました。

 

北海道ゆかりのお店②

常陸大宮から水戸まで約1時間半（夕方5時半）。

早ければ、納豆でも食べようかと思っていましたが、道路も混雑していましたので、別な用事（主に観光）を含めて、またの機会に。

そのまま水戸市街を通り過ぎ、鹿島方面へ。日没まで約1時間半あります。夕方の帰宅時間と重なり、結構な混み具合です。

水戸市街地を超えたら、スムーズに走れました。その途中、鉾田市に「ビッグハウス」があるじゃないですか！

帰って来て調べてみたら、タイヨーという地場企業が運営しており、店舗は茨城県、千葉県、東京都で展開いくつかの店舗で「ビッグハウス」で展開している模様。道内の「ビッグハウス」と関連があるのかどうかはよくわからず。ただロゴマークが同じなので、何らかの関連性がありそうだけど。

順調に進めば、この日のうちに鹿島神宮の参拝を考えていましたが、日没までには到着しない感じになったので、明日の午前中に変更。ということで鹿島もスルーしようとすると、巨大なスタジアムが見えてきました。

フラフラしながら・・・

袋田の滝で約1時間を過ごし、水戸方面へ向かいます。

その途中、道の駅などに立ち寄りながら、その土地の雰囲気を感じ取ります。

北海道内の道の駅よりも魅力的な展開が図られています。地場産品中心の商品構成はもちろんのこと、食事・軽食スペースもなかなか良い感じです。

極めて当たり前のことだと思いますが、なかなかできていないのです。北海道内も観光立国をより一層推進するのなら、他所のいいところを見て、本質的な部分を学ぶ必要があるでしょうね。

それと、このあたり（茨城県北部）は現在のNHK朝ドラ「ひよっこ」の舞台になっている地域で、あちこちに幟やポスターが掲げられていました。

立ち寄った常陸大宮の道の駅で買い物して、水戸方面へ向かいます。

 

四度の滝

土浦から常磐道に乗って、茨城県北部へ。

向かう場所は「袋田の滝」

この袋田の滝は、茨城県大子町にある滝で、日本三名瀑に数えられ、高さ120ｍ、幅73ｍの大きさを誇ります。

滝の流れが大岩壁を四段に落下することから、別名「四度（よど）の滝｣とも呼ばれ、また一説には、その昔、西行法師がこの地を訪れた際、「この滝は四季に一度ずつ来てみなければ真の風趣は味わえない」と絶賛したことからとも伝えられています。

日本の名勝に指定されていて、茨城県北ジオパークのジオサイトの一つです。

四段の岩壁を流れる水のつくり出すラインは白糸のようになめらかに、そして時には激しく、さまざまな顔を見せてくれます。新芽吹く木々の緑に縁どられた春、涼を求めての夏、あでやかな紅葉が滝のお化粧をする秋、厳しい寒さで滝が凍結する冬と、袋田の滝は四季折々に姿を変えてくれます。この四季折々に変化する滝には、かつて多くの文人墨客が訪れ、それぞれに滝の素晴らしさを歌に詠んで残してくれました。

行った日（6月22日）は気温が27度あり、まずまずの暑さだったので、滝からの飛沫がとても気持ちよかったですね。今度は違う季節に来たいなぁ。

新大関のふるさと

JR石岡駅までバスで移動し、そこからJR常磐線で土浦へ。土浦からレンタカーを借り、2日間の旅がスタートします。

JR土浦駅を降りて、レンタカーを借りに行く途中、画像のような看板が。

土浦市は新大関・髙安の出身地です。でも駅構内にもそれを思わせるものは見当たらず。すでに盛り上がりも一段落したのかな？

さぁレンタカーを借りて、茨城県北部へ向かいます。

北海道ゆかりのお店

空港からバスに乗ってすぐに「セイコーマート」が。

実はセイコーマートは、北海道以外でも茨城県や埼玉県にも店舗があります。店舗案内 http://www.seicomart.co.jp/storemap/index.php

でもどうして、茨城県や埼玉県にあるのだろうか？今後、関東一円に店舗エリアを拡大するのだろうか？

旅行の途中に、茨城県内の店舗に立ち寄りましたが、道内店舗とほとんど違いはなく、道民には慣れ親しんだ雰囲気で迎えてくれる。

機会があれば、お店に立ち寄ってみてはいかがでしょうか？