虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

変人を育成?

2014-05-31 10:21:40 | ビジネス
ちょっと面白い記事より。

「Here’s to the crazy ones.(クレージーな人たちがいる)」

これは米アップルが何年も前にテレビ広告などで使った文章の冒頭だ。
この言葉は日本の総務省が打ち出した新しいプランにも使えるかもしれない。

総務省は6月末から、日本のテクノロジー分野で「破壊的な地球規模の価値創造を生み出すために」独創的なアイデアを持った「変な人」の育成を目指す支援プログラムを始める。

総務省によると、支援規模は年間300万円で、対象となるプロジェクトは10件程度が見込まれている。
支援の受益者には研修も用意されている。

総務省の担当者は「ICT(情報通信)技術課題にアンビシャスな形で挑むプロジェクト、大いなる可能性のあるものならなんでもあり」と話している。

総務省が打ち出したこの「独創的な人向け特別枠(仮称)」の事業概要には、アップル創業者の故スティーブ・ジョブズ氏の言葉を引用し、「イノベートしていると間違えることもある。一番良いのはそれをすみやかに理解し『改善』と共に次のイノベーションを進めることだ」と記載されている。

担当者は「ジョブズ氏は偉大な創業者だったが、同時にとても個性的な人物としても知られていた」と述べ、「変わった人をリスペクトし、出る杭をぜひ支援したい」と語った。

総務省はこの支援プログラムを実行する法人事務局をまず募集する。応募の締め切りは6月10日。
日本に登記された法人であることが条件。

独創的なアイデアを持った個人の募集は6月末から開始するという。<了>

簡単な話、変人を育成で育てるということだ。
その発想自体は面白いんだけど、変人は育てるものじゃないと思うなぁ。
いろんな経験や感性を基に育ってくるものじゃないのか?
人をモノのように考えている段階でダメじゃないのかなぁ。
変人の1人である私はそう思う。

12⇒16

2014-05-30 10:00:20 | スポーツ
1週間ほど前のニュースより。

アベノミクスの成長戦略に、プロ野球16球団構想も加わりそうだ。
政府が6月中にまとめる成長戦略に、プロ野球の球団数を現在の12から16に増やすことが盛り込まれる見込みとなった。
自民党の日本経済再生本部(高市早苗本部長)がまとめた成長戦略の第2次提言案で、新たに4球団を増やすことを検討していることが分かった。
近く、政府に提言が伝達される。

提言案では本拠地候補として、北信越、静岡、四国、沖縄を挙げている。
消費税増税で落ち込むとみられる景気の回復策としても期待されている。

同本部では4月18日、スポーツジャーナリストの二宮清純氏を講師に招き、球団数の拡大による経済効果について学んだ。
二宮氏は北信越、静岡、四国、南九州に球団を設ける構想を披露。
「沖縄で日米の心のキャッチボールを」と沖縄も候補に挙げていた。セ・パ両リーグを各8球団とし、東西に地区を分け、計4グループの1位がプレーオフで日本一を争うという私案を説明した。

同本部がこの地域活性化対策などを提言にまとめ、6月中に発表される成長戦略に反映させる。
球団増の実現を日本野球機構などに働きかけるため、有志の国会議員による議員連盟の立ち上げも検討するという。<了>

二宮清純氏の私案がほぼそのまま形になったようだが、球団数を12⇒16に増やすと経済効果(成長戦略)に貢献するのだろうか?
一過性の効果は得られるだろうが、持続可能性に関しては幾分懐疑的である。

とくに近年、プロ野球離れが見られ、観客動員数やテレビ視聴率も上がらない状態だ。
まして子どもたちの野球離れが進み、将来展望が描けない現実がある。
将来を見据えた時に、効果が持続するのだろうか?

Jリーグの例を見ても、全国各地にチーム(球団)が増えたが、経営に苦しむところも増えている現実があるのだ。
無闇に数を増やしても、効果は無いように思う。

その前に、プロ野球の社会的な貢献度と個々の球団経営を安定させる方策を考えることが優先ではないか?
球団増を実現することになったら、政府とNPBなどがしっかり話し合い、形にしないと、そう遠くないうちに瓦解してしまうような気がしています。

シバザクラ

2014-05-29 09:18:40 | 旅行
道内でシバザクラといえば、滝上や東藻琴(大空町)を思い浮かべるでしょう。

どちらも、見に行ったことがありますが、満開ならばかなり見事です。

日ごろの手入れもさぞ大変でしょうが、その苦労も報われる美しさです。

札幌市内にも、ここまで大規模ではありませんが、きれいなシバザクラを見ることができます。

写真は豊平区の月寒公園のものです。※5月22日午後撮影
坂下グランドに面したエリアに植生させているもので、数年前よりこの時期はきれいな状態です。

この月寒公園、ここから数年の間に大きくリニューアル(工事)があるため、数年後には大きく姿を変えます。
その時にも、このシバザクラはあるのでしょうか?

残せるものなら、残してほしいなぁって思っています。


アマ選手の台頭

2014-05-28 10:15:45 | スポーツ
今年の女子ゴルフでは、アマチュア(若手)選手の台頭が目立つ。

高校生世代が活躍し、並み居るトッププロに一泡吹かせるのは(国内における)競技力向上を考えると素晴らしいことだ。

そして、近年の日本の女子ゴルフツアーは、アジア勢の台頭が目覚ましく、日本勢は劣勢の状況といえる。

そんな状況下に現れた新世代の選手たち。

彼女たちは、同世代の選手たちでしのぎを削り、切磋琢磨してきた。
そして、自然な流れで、プロツアーに挑戦していく。
ゆえに、競技力はますます向上していくだろう。
この好循環は当分続くのではなかろうか?

次の2016年リオ五輪からゴルフ競技も採用されることになった。
今から彼女たちの活躍から目が離せない状況になってきた。
また2020年東京五輪では、現在中高生の世代が、日本を代表したプレイヤーとして戦ってくれるに違いない。

彼女たちは世代的に、宮里藍もしくは石川遼の存在によって、ゴルフを始めたのではなかろうか?

やはり競技スポーツの場合、その時代をリードする存在が、その下の世代を刺激し、成長させていくものだと思う。

その点で、競技(スポーツ)を象徴する存在の有無が、そのスポーツの将来を左右するともいえるのではないだろうか?

美味しんぼ問題

2014-05-26 08:54:23 | 社会
やっと沈静化したようですが、「美味しんぼ問題」は各所に波紋を広げました。

双方それぞれ言い分はあるでしょうが、どちらの主張もわかります。
ゆえに問題が複雑化しているのも事実です。

個人的な見解でいえば、政府がホントのことを言っているのかどうかが信じられません。
あれだけの事故があって、問題がないわけありません。
チェルノブイリ原発事故の例を見ても、明らかではないでしょうか?

被災地の復興が遅れているのも、穿った見方をすれば、どうにも復興のしようがないからではないか?とも勘ぐってしまいます。

昨年9月、東京オリンピック招致の最終プレゼンの時に、安倍首相が「安全宣言」を出しました。
しかし、その一方で「まったく安全でない。間違いなく危険な状態」とのコメントも相次いで出てきます。
一部マスコミも危機感を前面に出した報道をしています。

鼻血が出るとか出ないとかの議論の前に「福島県ならびに周辺地域の状況はどうなのか?」といった真の情報を出してほしいものです。
そして、今後も地域住民が安心して暮らせるのなら、しっかりと予算をつけて、1日でも早く復興に向けて取り組む必要があります。

震災から3年が経ったのにも関わらず、いまだ仮説住宅で生活している人たちが気の毒でなりません。
彼らは紛れもなく被害者です。どうにもできないジレンマに苦しみ、呆れていることでしょう。

また復興が無理ならば、はっきり無理だと言うべきです。
問題を先延ばしにしても、誰にもメリットはないのです。

首相をはじめとする政治的決断が迫られているのは言うまでもありません。
安倍さん、大相撲の表彰式でアピールする暇があるなら、もっと先にやることがあるんじゃないでしょうか?

組織的な問題?

2014-05-25 09:23:14 | メディア
数日前の話。

朝、NHKから取材依頼のTELが来た。
内容は、運動会が5月31日からに迫り、走り方のワンポイントアドバイス的なものにしたいとのこと。
そして「どうしても、今日取材したい」という無理な話。

もう少し、早く依頼できないものか?
昨日、企画が固まったわけでもないだろう?

さすがに、今日の今日は無理だよ。
そして(繁忙期ゆえ)暇じゃないんだからさ。

何より、取材対象者に対する配慮がなさすぎる。
これは今回に限らず、NHK(の記者)に共通する部分だ。

何処か独善的な姿勢が見えるNHKの人たち。
何かといろんな媒体の取材を受けていますが、NHKの強引さは際立っている。
いろんな人の取材を受けたが、姿勢は似たり寄ったり…。

NHKは会長だけが問題じゃないんだよなぁ。
NHK自体に染み渡った組織体質なんだろう。

おそらく、現場を仕切るデスクやキャップが全然ダメなんだね。
皆さんも、NHKの取材を受ける際には、細心の注意をしてくださいね。
でないと、好き勝手に引っ掻き回されるから。

㎰、今度、NHKから取材依頼があれば断ろうかなぁって考えています。


虚偽表示

2014-05-24 08:49:34 | 社会
数日前のニュースより。

「北大学力増進会」「東北大進学会」などの学習塾を展開する「進学会」(札幌市)が、新聞の折り込みチラシで「講師の98%は国公立大出身」などと記載しながら、実際は約14%しかいなかったのは景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、消費者庁は20日、進学会に対し、再発防止などを求める措置命令を出した。

同庁によると、進学会は2011年5月23日~2013年3月11日「北大学力増進会」「東北大進学会」「名大進学会」の三つの塾名で、夏期講習や春期講習の参加者を募集する計約1324万枚の折り込みチラシを配布。
この中で「国公立大出身98%、精鋭講師陣が皆さんを指導」などと写真付きで紹介し、国公立大出身のベテラン講師が多いような印象を与えた。

同庁や公正取引委員会が調べたところ、国公立大・大学院出身の正社員講師は全体の14.6%と判明。
「98%」は国公立大在学中のアルバイト講師も含めた数字だったという。
全国で七つの系列塾を運営する進学会には、13年3月末時点で高校生を中心に約1万1700人の生徒が在籍。
今回の不当表示は、利用者からの苦情などで発覚した。<了>

しかし「国公立大出身=精鋭講師陣」なのか?
自ら学ぶのと、教えるのは、異なる資質だと思うけどなぁ。
もちろん、双方を兼ね備えた人もいるけど…。

ただ、学生アルバイトでも私大出身でも、指導の資質の高い人がいるのも事実。
学生だからダメ、国公立大出身だから良いと言えないんだよねぇ。

それを真に受ける消費者にも、幾分問題があるような気もしますね。

融合

2014-05-23 09:22:58 | スポーツ
1か月前の新聞記事から(昨日に続き)パラリンピック関連の話題について。

2020年東京五輪・パラリンピックに向け、政府は、選手強化の拠点として新設する第2のナショナルトレーニングセンター(トレセン)について、五輪選手とパラリンピック選手の共用施設とする方向で検討に入った。

当初は別々の施設を整備する計画だったが、五輪選手と同じ環境で練習する方が、パラリンピック選手のレベル向上につながると判断した。

第2トレセンは、現在の味の素ナショナルトレセン(東京都北区)の隣接地などが建設予定地の候補となっている。
共用化が実現すれば、国立障害者リハビリテーションセンター(埼玉県所沢市)内で当初計画していたパラリンピック選手用のトレセン整備は見送る。

ただ、パラリンピック独自の競技「ボッチャ」や「ゴールボール」などについては専用施設を用意する方向だ。
地方の障害者スポーツ施設をパラリンピック強化拠点に指定し、施設を分散することも検討している。<了>

少しずつ垣根がなくなってきている。とても喜ばしいことですね。
新設施設は、そんなに必要ないだろう。
既存施設のやりくりだけでもできることはあるはずだ。
やはり「ハード」じゃなくて「ソフト」の充実なのだ。

今まで監督官庁が異なっていたとはいえ、どうして明確な線が引かれていたのか?
どうにも腑に落ちなかった。
来年度に創設される「スポーツ庁」(予定)では、文科省(五輪)・厚労省(パラリンピック)の部分が一本化させるというから、より一層交流がなされるだろう。

オールジャパンで戦うことの意義を肝に銘じて、できるところから実践してほしいものだ。


なぜ格差があるの?

2014-05-22 09:32:55 | スポーツ
朝日新聞の記事より。

日本障がい者スポーツ協会は20日、パラリンピックのメダル報奨金を従来の約1.5倍となる金150万円、銀100万円、銅70万円に増額することを決めた。
ソチ大会のメダリストから適用する。
五輪(金300万円、銀200万円、銅100万円)とはまだ差があるが「五輪とパラリンピックを等しく扱うべきだ」との世論の高まりを受け判断した。<了>

「五輪とパラリンピックを等しく扱うべき」というのなら、同額じゃないのか?
どうして、差があるのだろう。
福祉国家を標榜するなら、こんな格差は許されないのではないか?

いきなりは厳しいんだとすれば、2020年東京大会までには同額にしてもらいたい。
でも五輪の報奨金も、現状では少なすぎる。
価値からすれば、金1000万円、銀500万円、銅300万円でいいように思う。

ポールに翻弄?

2014-05-20 09:34:05 | 文化
ポール・マッカートニーが体調不良のため、2014年5月17日に続き、18日と19日に開催予定だった国立競技場での公演も中止した。
いろんなところで話題になったからご存知の方も多いかと思います。

発表によると、16日にウイルス性炎症によって体調を崩したという。
ギリギリまで回復を待ったが、17日の公演を取りやめ、国立競技場での公演日程を18日・19日に組み替えたが、その後も病状は回復せず、18日に両公演の中止を決めた。

マネージメント広報は「ポールは最善を尽くし、完治を目指していましたが、医師の判断により絶対安静を命じられました」と説明。
本人も主催者を通じ「残念ながら僕の体調は一晩では回復しませんでした。是非とも今日は元気になると期待していましたが、とても残念に思っています。今日の公演を楽しみにしてくれていたファンの皆さんに申し訳なく思います」などとコメントを寄せた。

公式サイトによると、現在は振替公演の可能性を探っている段階で、振替・延期・中止が決まり次第、発表するという。
今のところ、6月になるとか噂されている。
なお、5月21日の日本武道館公演と24日のヤンマースタジアム長居(大阪)公演は開催する予定とのことだ。

今回の件で、楽しみにしていたファンは肩透かしを食った感じだろう。
ポールも71歳と高齢のため、やむを得ない部分もあるのだが、ちょっとハードスケジュールな気もする。
正直なところ、商売に走りすぎてしまったマネジメントサイドの判断が甘かった気がしないでもない。

それより前回来日した際は、最後の日本公演を銘打っていたはずだが…。記憶違いだろうか?

それと、今回のように遠方からポール見たさに東京まで来た人もいるのだから、医師の診断を公式に発表するなどしても良かったのではないか?
私がファンなら、釈然としない部分は拭えないなぁ。