虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

出会いと別れ

2011-03-31 09:03:00 | 文化
春は別れの季節でもあり、出会いの季節でもある。
「素晴らしい出会い」と「悲しい別れ」は、人間生活に付いて回るもの。
でも、人の気持ちはとても不思議なもので「悲しい別れ」を「素晴らしい別れ」に変えることが出来る。
悲しみの涙が心が成長させ、その成長した心が感謝の涙を流させる。
そして、その感謝の涙は、やがて人の魂を昇華させるのだ。

深い議論を

2011-03-29 09:06:06 | 社会
今回の福島第1原発の事故で、日本の原子力発電は産業として前進することを事実上不可能になった。
だが(稼働していないところも含む)全国に点在する原発の今後の運用方法や技術の継承について、非常に難しい問題が残ったのも明らかである。
電気に依存して暮らしている現代社会において、電力とどのように付き合っていくかは国民全員が真剣に考えなければならない問題でもある。
また地熱・風力・太陽光・波力などの自然エネルギーについても、発電できる電力量および安定供給がまだ実用的な段階に到達しておらず、特に地熱は騒音・地盤沈下・水質汚濁等の問題が、風力もいろんな部分で問題があり、解決すべき技術的な課題がまだまだ山積しているのが実情です。
将来的には自然エネルギーの開発が進み、原発に代わるクリーンな代替エネルギーとなる日も来ると思われます。
しかし、現時点ではコストパフォーマンス・大量発電・安定供給・環境への影響を全て含めた総合評価で原発に勝る発電はないと言って良く(今回の事故のように)短所も含めて原発と付き合わざるを得ない現実も横たわっているのです。
今後、立場を超えて深く議論をしていく必要があるのです。

誇りに思う

2011-03-28 08:34:30 | 社会
かつて、このような自然災害で世界各地の多くの人々が心配して、支援に動いたことがあっただろうか?
世界中のマスメディアだけでなく、ソーシャルメディアの情報が発信されたことも大きな理由として考えられるが、もっとも大きな理由は、日本という国と日本人という民族が世界中の人たちから慕われているからではないだろうか。
このことは、日本人として、心から誇りに思って良いように思う。

ジャイアンツカフェ

2011-03-27 09:49:06 | スポーツ
今年のプロ野球は、東日本大震災の影響などを勘案して両リーグとも4月12日に開幕することが正式に決まり、クライマックスシリーズや日本シリーズが2週間延期されることも発表された。
しかし、当初は巨人=読売サイドから3月25日開幕を強行しようとし、二転三転の末にパ・リーグと同じ4月12日開幕に落ち着いた経緯は、皆さんもご承知の通りです。

ところで球界や野球ファンを賑わせた巨人=ジャイアンツ公認の缶コーヒーがあるのをご存知でしょうか?

写真の缶コーヒーは「ジャイアンツカフェ」という商品で、ブラック缶の無糖とシルバー缶のブレンドがあります。
先日、近くのコンビニで売られていましたので、試しに1本ずつ購入。
早速、飲んでみました。
極々当たり前のコーヒーでとりわけ特徴も無く、極めて普通の味わいでありました。
ちなみに、そのコンビ二では88円で売られておりました。本来は120円らしいです。

注目すべきは、この商品の販売者(元)。
株式会社読売情報開発という会社で(http://www.yomiuri-johkai.co.jp/)読売新聞の営業・販売・サービス活動をサポートする事業体らしい。
こんな会社があるなんて今まで知らなかったし、こんなコラボコーヒーを出したりしていることも知らなかった。まだまだ知らないことだらけです。

また商品については、ホームページ上で『読売巨人軍との夢のコラボレーション企画!ジャイアンツ公認の缶コーヒー、ジャイアンツカフェ(ブラック&ブレンドの2種類)が登場!通信販売および一部の自動販売機にて販売中』と記されている。

もし気になるようでしたら、近くの自販機かコンビニ等でお探しください。


地場産業の疲弊

2011-03-26 09:48:41 | スポーツ
先日、統一地方選挙の火花が切られました。
ここ北海道でも、最初に知事選挙が公示され、各候補とも「地方の再生」「地場産業の活性化」などを声高に叫んでいます。

この話題に関連して、私の仕事に関する部分で「地場産業の疲弊」と「地方=郡部の衰退」を感じる出来事がありましたので、その話をご紹介したいと思います。

2月初旬、レクリエーションスポーツの団体関係者から、木材(とくに間伐材)を使った某レクスポーツ(北欧発祥、陣取りと的当てを組み合わせたようなゲーム)を、北海道内の林業が盛んな地域で展開できないか?という依頼が入りました。
背景として(日本における)このゲームは東北地方の某町が主体となって取り組んできたのですが、何らかの理由で今年度限りで続けていくことが出来なくなったとのこと。それで代替地を探しているということでした。

早速、心当たりのある某町の観光協会を通じて、打診を図り、企画概要を提案しました。
主な内容としては、地元の木材(=間伐材)を使ったレクスポーツ(ゲーム)を地域に根付かせることで、地域性豊かなゲームとして普及・振興し、大会等で観光的な(副次的な)効果も訴求するというものです。
加えて、関連団体のバックアップを得て、そのスポーツの大会を開催し、それら一連の展開を通じて、スポーツおよびレクリエーションによる地域間&世代間交流と地場産業の再生、そして町民の健康維持(促進)の要素を含んだプランでした。

観光協会から役場(経済部など)に話を通してもらい、各側面から見ても『かなり魅力的である』と前向きな返答を頂戴しました。
しかし、話を進めていくと、木材を使った道具の加工が出来る業者がないというのです。
正直、そんなに難しい加工は必要なく、ちょっとした機械があれば加工できると知人の木工家の方から聞きました。それなのに…。
この町はもともと林業が盛んな町で、製材所や木工所、そして工房などもあるのですが、ここ20~30年で地域社会は疲弊し、加えて高齢化が進んだ影響もあり、意欲に満ちた若者(事業者、後継者)が見当たらないというのです。

厳しい言い方かもしれませんが、今まで北海道は素材の提供ばかりに腐心し、地元で加工したり製品化したりする「産業を育てる=地域を育てる」意識を欠いたまま時間が経過したため、気付いてみると地域を特徴付ける地場産業もボロボロになってしまったように思えます。

もしかしたら、今回の北海道知事選に立候補している方々は、その厳しい状況に気付いているかもしれません。もし気付いていないとしたら、まったく話になりませんけど…。
でもこのような地域再生は、政治や行政だけで出来ることではないと思っています。地域住民をはじめ、民間人・事業者・学識経験者・NPO法人などが連携していかなくてはなりません。

この危機的な状況は、一朝一夕でどうにかなるレベルではありませんが、今からでも少しずつ「育てる」意識を持たないと、いずれ=そう遠くない未来に北海道は開拓前の荒野に戻ってしまうでしょう!個人的にはそのような危機感を持ちました。
いずれにしても、地方(社会、経済、産業)の弱体化は想像を超えています。
このような状況だと、若者が地域で暮らせません。
すなわち、人材の流出が止まらなくなるのです。

「それでいいのか?」そして「何が出来るのか?」
そんなことを自問自答しながら、前進していくしかないのですが、何とももどかしい気持ちに苛まれています。

3つのing

2011-03-25 09:05:02 | スポーツ
最近、人の一生はタイミング(timing)、フィーリング(feeling)、ハプニング(happening)の「3つのing」に左右されているのかなぁって感じている。
いずれも望む・望まないに関わらず、やってきたりするもので、これぞ「縁」であるような気がしている。

また本業のスポーツ分野においても「3つのing」が、昨今の不況下でも勢いを増している。
ウォーキング(walking)、ランニング(running)、ハイキング(hiking)
この「3つのing」スポーツに共通するのは、あまりお金がかからず、誰でも気軽に楽しめる点にある。
そういった観点でみれば、生涯スポーツやレクリエーションスポーツには、まだまだチャンスがたくさんあるように思えてならない。

甚だ疑問

2011-03-23 09:16:44 | 社会
福島第1原発事故の件で、これほど大きな被害を及ぼし、多くの住民に不自由を強いているのにもかかわらず、東京電力のトップである社長は、もっと早く会見を開いたりして、謝罪したりできなかったのか?
社長自身もしくは組織的に良心がないか、感覚が馬鹿になっているように感じられる。
その点でいつものように高圧的に「危機感に失せる」と指摘できない報道機関はどうしたものか?
おそらく、東京電力は個々のメディア企業にとって、大口のスポンサーであることと関連しているように思わずにいられない。
なぜ芸能人のスキャンダルや、中国漁船激突事件(動画サイトへの映像流出)そして先日のカンニング問題のように吊るし上げないのか?
現代のマスメディアがもっとも得意な部分でしょ?
弱者には厳しく、強者には擦り寄る図式が垣間見える。
こんな世にも不思議な世界でいいのだろうか?甚だ疑問である。

掛け算

2011-03-22 11:23:49 | 社会
昨年の国勢調査で日本の人口は約1億2千7百万人ということがわかった。
今回の東日本大震災の義援金として、1人1円ずつ出し合ったら国全体で1億2千7百万円。10円で12億7千万円、100円出したら127億円、1000円出したら1270億円。
1人で出来ることは限られるけど、人がつながればいろんなことが出来る。
今回の義援金に限らず、国家財政の立て直しにおいても、国民1人1人が手を取り合って、希望のある未来を建設していかねばならないのではないか?
単純な掛け算からそんなことを思っていたりする。

1台3000万円

2011-03-21 10:40:55 | メディア
東日本大震災の影響で、18日から放水作業が行われた東京電力・福島第1原発。
テレビでその様子を見ていて、現場の状況を映し出している画像に「30km以上離れた場所から撮影」と徐にテロップが表示されています。

「そのカメラはタダモノではない!」
「どんなカメラを使っているのか?」

30km以上も離れた場所から撮影しているのに、近距離で撮影しているかのように状況が把握できるなんて、素人でも超高性能で、特殊なカメラだろうということは想像できる。

そのカメラ、先日のサンケイスポーツで報じていました。
この特殊なカメラは、NHKが誇る1台3000万円の高性能カメラで、世界に3台しかないという極超望遠ズーム光学系超高感度ビデオカメラシステムだそうです。
NHKと昭和機械製作所、そしてテクニカという開発・研究支援技術サービスの会社が共同で開発したようです。
でも、1台3000万円って新築の一軒家みたいな値段ですよね。
まぁそれだけの価値はあるでしょうが、庶民には届かない代物です。

ちなみに、直線距離で30kmといえば、札幌から千歳空港までの距離とほぼ同じ。
想像を超えたレベルの高さを誇るスーパーカメラが、一連の報道で日の目を浴びました。

ps、次回の登場はいつになるのだろうか?

専門家の資質

2011-03-20 09:18:22 | 社会
今回の大地震に端を発した大津波や原発事故では、ほとんどのことが想定外のことばかりで、各所で混乱をきたしているが、想定外のことも予測したり警告するのが、その道の専門家や研究者なのではなかろうか?
ただ起きた事象を検証するだけなら、俺でもできるぞ!説明だけなら、俺の方がうまいと断言できる。
素人同然の専門家は必要なのか?
今回の震災を通じて、改めて考えさせられたなぁ。