虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

新型プリウス②

2009-05-31 08:04:57 | 乗り物
昨日の続き。

その後、試乗させてもらうことに。

エンジン(モーター?)をかけて、ドライブモードにして走り出した第一印象はとってもサイレント(=静か)!
電気モーターだけで動き出す性質ゆえ、そんなことは分かっているのだが、日頃うるさいクルマに乗っている者からすれば、かなりの驚き。
ただ走り出しがちょっと動い感じがしました。おそらく車体が重いせいでしょうが、ちょっと鈍重な感じが…。
今回、エンジンの排気量を300cc大きくした意味がちょっと分かりました。

そしてハイブリッドカーの弱点だった回生ブレーキのフィーリング(違和感)も大きく改善されていましたし、ハンドリングもなかなかのものでした。
ハイブリッド(ECO)カーだからって、妥協する部分はなくなったといえます。

ただインサイトよりプリウスの方が燃費をよくするのに、ドライバーの技術を要するように感じました。
パワーモード(=低圧ターボのような加速感)とエコドライブの関係はトレードオフの関係ゆえ、ドライバーの意識と独自の技を要するんじゃないかって。
まぁ葛藤と自制の凌ぎあいみたいなところでしょうか?

ちなみに試乗当日は雨模様で、平均時速は約25km/hでの走行。
約30分間の市街地走行(試乗)での平均燃費は16.8km/lでした。

正直なところ、インサイトの方がズボラ運転(=普通の運転でも好燃費が出せるという意味)を許容するんじゃないかとも感じましたねぇ。
また車幅などの見切りがさほど良くなく、女性や車庫入れが得意ではないドライバーには乗りづらいかもしれません。これはインサイトも似たようなものですが、5ナンバーサイズで若干コンパクトなので、幾分マシではないでしょうか?

パワーモードの加速感や多彩なユーティリティは、プリウスがインサイトを凌駕してます。
反面、インサイトの持つコンパクト&軽量を生かしたキビキビ感は、プリウスを圧倒します。
総体的に、落ち着きと懐の広さでプリウス、キビキビしててスポーティな味わいのインサイトという雰囲気です。
個人的には、インサイトが6:4で優勢とジャッジします。
ただ、新型プリウスを車両本体価格205万円から売ってしまうのは、天下のトヨタだからできること!
マジでスゴイと思いますよ。
インサイトの車両本体価格189万円からもスゴイと思いますけど。

新型プリウス

2009-05-30 09:06:55 | 乗り物
今月18日にトヨタ・プリウスがモデルチェンジされた。
今回のプリウスは、初代がデビューしてから12年経って登場。通算3代目のモデルになります。
2月に登場したホンダ・インサイト(2代目)により、ハイブリッド戦争に突入したトヨタとホンダ。
そんな最中、3代目プリウスをトヨタがデビューさせた。

事前情報で2代目よりも30万円近く値下げし、インサイトと真っ向勝負を仕掛けてきた。
トヨタはハイブリッドカーの先駆者として12年間積み重ねてきたノウハウがあるのにも関わらず、ガチンコ勝負を仕掛けたため、業界関係者には「大人げない」とか「危機感の表れ」とかいろんな意見があるものの、天下のトヨタが3代目のプリウスに社運をかけているのは容易に理解できる。
前述のように値下げ戦略も然り、全店販売も然り。

その気合いの入ったクルマ(最新ハイブリッドカー)はいかがなものか?
大変興味を持って、近くのトヨタディーラーに向かった。

早速、店内で車内外のアチコチを事細かにチェック。
トヨタディーラーらしく、セールスマンがしつこく追っかけてこないのがいい。
おかげでゆっくり観察できました。他のメーカー(ディーラー)にも見習って欲しいところ。

さて実車だが、まず車格が上がったことが印象的。
サイズもさることながら、内外装のしつらえも上品な風合いを出していて、インサイトの若く・ポップな感覚とは一線を画す。
室内の広さも3ナンバーらしいもので、後席の頭上空間に若干のゆとりが感じられた。
またボディデザインも妙なウネリがあって、空力的に意識したデザインであるのを実感。そして全体的に押し出し感が強く「高いクルマだ」と思わせるデザインテイストがあるのも特徴。ただ、ここは好みが分かれる部分かもしれないですが…

続き(試乗インプレッション)は明日

太平洋の海底炭

2009-05-29 04:33:08 | 文化
先日の北海道新聞より

~釧路石炭、SL模型用に人気 全国から注文4000袋~SL模型用として人気を集めている釧路産の石炭

国内唯一の坑内掘りの「釧路炭鉱」の石炭が、SL模型用として人気を呼んでいる。採掘している釧路コールマイン(釧路、KCM)への注文は4000袋(1袋600g)を突破。
意外な分野での反響に「釧路の石炭を全国に知ってもらえる」と喜んでいる。

石炭が使われるのは、デアゴスティーニ・ジャパン(東京)が2007年8月から刊行する、クラフト雑誌シリーズ「週刊蒸気機関車C62を作る」。
8月18日発売の第100号まで、毎号に模型キットがつき、すべて集めると24分の1のSL模型が完成する仕組み。

第100号には石炭を模した樹脂製の部品がつくが「リアリティーを求めるファンのため」と、本物の石炭もオプションで企画した。

注文を受けたKCMは4mm角に砕いた石炭600gを袋詰めにした商品を開発、紙袋には「太平洋海底 釧路石炭」「釧路炭魂株式會社」と入れ、レトロ感を強調した。

3月の第79号にチラシでファンに注文を受け付けたところ、希望者が殺到。デ社の担当者は「11月末の締め切りまでに6000袋を超えるのでは」と驚いている。

1袋1575円。
雑誌の購入者以外でも買うことができる。問い合わせはデ社フリーダイヤル0120-601-601へ<了>

国内で唯一、坑内採炭を続けている釧路コールマインが生産する「太平洋の海底炭」は良質な石炭としても知られている。
販売窓口の釧路石炭販売(釧路)によると、石炭ストーブを使っている家庭は釧路管内で1000戸ほどあるそうで、消費量は年間3500tほどだという。
販売量の約6割を釧路管内が占めており、海底炭のお膝元に相応しい状況が今でも続いているという。

道民は無料!

2009-05-28 07:14:00 | スポーツ
先日の日刊スポーツから

8月からフットサルの国内トップリーグ、Fリーグに参戦するエスポラーダ北海道が21日、09年シーズンの新体制会見を札幌市内で開き、道内ホームゲーム全12試合の入場料を道民に限り無料にする計画を発表した。今季3年目を迎えるFリーグは、有料試合が一般的で、このような大規模な無料化は初めてとなる。リーグ、チームともに道内では知名度が低いことから、道民に広く認知されるため、大胆なアピール作戦に踏み切った。

チームの新体制を発表する記者会見で吉原清人取締役が仰天プランを口にした。「道内開催の全試合、道民の皆さんを、無料招待したい」。記念すべきFリーグ初参戦の09年シーズン、道内では9月6日のバサジィ大分戦(釧路市)を皮切りに12試合開催されるが、その全試合で、オフィシャルファンクラブ会員専用席を除く全シートを、道内在住者に限り、入場料無料にする。

チームのホームアリーナは北海道立総合体育センター。収容人員は5000席で、オフィシャルファンクラブ会員数を1000人(昨年約600人)としても、4000人が無料観戦可能だ。Fリーグ事務局では「チームが運営するフットサルスクールの生徒を招待したり、開催する自治体の少年団を招待した例はあるが、数千人規模の招待は例がない」という。しかも、シーズンを通して実施するのは異例のことという。

昨年のFリーグ平均観客数は2012人。チケット料金はホームゲーム主催チームが設定し、試合によって違うが、Fリーグ事務局の調べでは平均大人2000円、中高校生700円。フットサルの楽しさを多くの人に伝えたいということからの計画だが、1試合約300万円の入場料収入をあてにしないこととなる。道内開催の12試合で約3000万円を将来のファン獲得の先行投資とする。

入場料収入はチーム運営費の大きな柱だが、スポンサーの援助などもあって無料化が実現する。Fリーグ側では、有料試合が原則としながらも、チームから口頭で打診されており「地域との連携を深めるというリーグの精神に合致する。自治体を窓口にしたりするといいのでは」と、フットサル普及の弾みになる計画に前向きだ。今季移籍した水上玄太(25)は「毎試合1点取りたい。フットサルの面白さを観戦して味わってほしい」と呼び掛けた。<了>

思い切ったプランだが、その心意気や素晴らしい!素晴らしすぎる。
道民が無料ならば、料金の代わりに些少ではあるが寄付したい。
そしてその微々たる資金を運営資金の足しに使ってもらいたい。
その分、我々を飽きさせない試合なり取り組みをして、楽しませて欲しい。
だって結局のところ、永続的に運営されて初めて意味を成すのだから。
エスポラーダの健闘を期待しています!!

危機感

2009-05-26 09:01:01 | 社会
これからの日本社会は間違いなく縮小社会になる。

ここ数年で我が国の総人口も減り始めたし、現役世代は全人口の5割を割っている状況だ(※過去にこのような状況で成長した事例はない)
そして、未来を担う子どもたちは減り続け(※人口を維持するには、出生率2.1以上が必須。ちなみに現在は1.1くらい)なおかつ身体が弱いときている。今回のインフルエンザにかかっているのは子どもが多い(=免疫力の低下)ことからも分かるだろう。
反面、高齢者(65歳以上)は急速に増え続け、2025年には3人に1人が65歳以上になり、その頃の日本人の平均寿命は男女とも80歳を超える(女性は90歳近い)

戦後60年以上にわたって成長してきた流れは明らかに変わったのだ。
これからは従前のように右肩上がりの成長は望めない。稀に成長するものはあるだろうが、以前のようにはならないはずである。
だったら、下降傾向をいかに食い止めるか(遅らせるか)に意識を変え、行動せねばならない。

100年に1度の経済危機より深刻な問題が横たわっているように私には思えてならない。

5代目襲名

2009-05-25 12:34:06 | 乗り物
今月20日「スバル・レガシィ」の5代目が発表・発売された。
このレガシィというモデルは、1989年のデビュー以来、着実に積み重ねたブランディングのおかげで、国産車では珍しいくらいブランド化された車種である。

その5代目が登場した。
今世紀に入り、国内市場は縮小の一途という状況や、世界各国のマーケティングの要請を踏まえ、欧米を対象にしたコンセプトにシフトしてきた。
日本国内では如何せんビッグサイズになった。
また歴代レガシィが有していた実直かつスポーティな方向性から、フラッグシップモデルらしい方向性に変えてきた。

実際に試乗させてもらったが、クルマの出来映えは相変わらずスバルらしい実直かつスポーティなもの。
ただ大きさは必要以上だと思わざるを得ない。
形はカタログやHPよりは実物の方がいいものの、シャープさに欠け、好みは分かれるだろう。

世界的には、スバルのフラッグシップモデルとして人気は出るのだろうが、かなりアウディやBMWを意識したようで、オリジナリティに欠けるのは残念なところ。

お邪魔したディーラーにインプレッサがあったので、ついでに試乗させてもらったら、そちらの方が程よさがあって好感を持った。
とくにセダンのアネシスはバランスが良かった。
スバルとしては、インプレッサや(セダンの)アネシスを主力車種として売っていかなきゃ先々ツライかも。個人的には次の仕事グルマには良いかなぁって。
アナログ人間が好むMTもあるし、人気もないから幾分値引きできるだろうし…
ハイブリッドに4WDがあれば、MTじゃなくてもいいんだけど。
やはり雪国(北国)はメインじゃないんだよなぁ。

何か良い方法ない?

2009-05-24 12:40:50 | 社会
疲れが取れない。
それも頭の疲れが…。

今まで頭を使わない生活をしていたツケなのか?
最近は心身とも充実しているし、適度な緊張感もあるから、どうにかバランスを保てているものの、頭だけがスッキリしない。
キレはあるのだが、疲労感に満ちている。

やはり覚せい剤か?強烈な薬物の厄介になるとスッキリするのか?
でもそれでは何の解決にもならないし、失うものも大きい。

今日も目一杯仕事しようと考えていたが、明日に回せるものは回して、今日は夕方から休もうと思う。
やはり寄る年波には敵わないということか?
それはそれでツライ現実だが。

さぁもうひと仕事!

生きる価値なし?

2009-05-23 07:42:26 | 社会
山形刑務所で先月、受刑者に暴言や暴行を繰り返したとして、同刑務所の元副看守長を減給20%(3か月)の懲戒処分にしたとの発表があった。

発表によると、元副看守長は2005年1月から08年9月にかけて受刑者3人に対し、「悪い顔をしているな」「生きている価値がない」などと侮辱する発言をしたほか、運動中の受刑者の頭をたたくなどした。

同刑務所の調べに対し、「励ましのつもりで声を掛けていた」と話しているという。元副看守長は暴言発覚後、別の施設に異動した。

行為そのものは許されるものではないが、悪い顔をしているのはイカンな!
生きている価値があるかどうかは判断できないが、有益なことは生み出さないだろうなぁ。
もっと生き生きした表情でいなきゃ、何も生まれてきませんよ!!

業の肯定

2009-05-22 05:50:53 | 文化
元々演芸好きの私だが、ここ10年くらいは落語立川流家元「立川談志」がとても気になっている。
彼の一般的な落語とは違い、談志ならではの「イリュージョン落語」といわれるもので、彼の生き様を投影した娯楽を超えた迫力や含蓄がある。

談志は常々「落語とは、人の業の肯定である」と言う。
また「伝統を現代に」をキーワードに、現代と古典との隔たりを絶えず意識しながらも、独特の理論と感覚の両面からチャレンジし続け、古典落語を現代的価値観・感性で表現し直そうという野心的チャレンジは素晴らしい。

そんな談志も今年で73歳。
最近は「老い」「衰え」という大命題と葛藤している。
ただあんなジジイはそんなにいない事は確かだろうが…。

ps、彼こそクソジジイだよなぁ。でも、それが最大の褒め言葉なんだけど。

運動会

2009-05-21 06:53:27 | スポーツ
札幌でもまもなく運動会シーズンが始まります。
早い学校では、23日(土)から実施され、来月の20日頃まで市内各所で行われる。

今ではほとんど行われなくなっているようですが、騎馬戦や棒倒しというのも運動会らしい競技のひとつ。
なぜ、これらの競技が始まったかというと、まだ国会が無かった明治時代に、国会を開くことや憲法を作ることを主張した政治運動=自由民権運動が起源だといわれる。

当時は政府が強力な権力を持っていて、政府に反対する人や、自らの意見を言う者は弾圧された。
もちろん、街頭で演説することも、デモ行進も法律で禁止されていた時代だった。
自由民権運動のメンバーも、それが悩みだったという。
ではどうすれば自分たちの主張を聞いてもらえるのかを考えた末、運動会に着目した。
すなわち「運動会なら演説でもないし、デモでもないから大丈夫だろう」と考えたわけだ。

そこで、自由民権運動をしていた人々がつくった運動会で生まれた種目が「政権争奪騎馬戦」と「圧政棒倒し」
「騎馬戦」では誰が政治のリーダーになるかを競う姿をゲームにしたもの。
「棒倒し」は当時の政府を倒す意味を込めて、棒を倒すというもの。

すべては競技に紛れ、自身の意見・主張を国民に聞いてもらうための手段だった。
また「議会を作れ!」や「政府反対!」とか言いながら、パフォーマンスを行ったのが、仮装行列の始まりだといわれている。

このようなことから、運動会は歴史の変遷に影響を及ぼした面白いイベントだったといえる。
しかし、最近ではそういった競技が少なくなっている。
お弁当も家族と別々のところで食べるようになっているようだし、危険だからといって騎馬戦や棒倒しをしない学校も増えた(=ほとんどないらしい)
そして、競走は良くないからといって、かけっこの順位をつけない学校も出てくる始末。
全くの愚策だ。

日本独自の運動会(文化)をこれからも大事にすべきだと思う。
みんなで一緒にお弁当を食べ、みんなで競技を楽しむ。
そのような交流こそ、地域社会の充実を図る上で不可欠だと感じるのは私だけだろうか?

ps.政権争いを運動会で決めたらどうかなぁ?