バーに行くと、お酒のボトルを見ているのがすごく好きです。
セクシーなボディラインは何時間見ていても飽きないものです。
一人暮らしの頃から
ずっとお部屋のインテリアになっていた、
ボンベイサファイアのボトル。
いつ頃からだったか
ボトルのデザインが微妙に変わりました。
左が古いものです。
手に取ると全然違うのですが
画像では少しわかりにくいですね。
イカリ肩から微妙になで方へ。
慣れ親しんだボトルだけど、
古きを捨て新しき風を入れ・・・
何年かするとまた変化して。
このリニューアルの時に必ず実行されているのが
「伝統を守る」ということ。
オリジナルに敬意を表す心です。
これが「伝承」という形で人の心に文化を伝えてくれます。
最近は古いものを何でも簡単に取り壊してしまいます。
ちょっと残念だな。
イタリアのフィレンツェで暮らすほとんどの人が
伝統文化を受け継ぐお仕事に就いていると伺いました。
フィレンツェの晩鐘・・・
ポンテベッキオの橋の上に立てば
歴史をよく知らない私でもメディチの気配さえ感じるのです(ほんまかい)
私は最近の日本の街づくりがあまり好きではありません。
いったい日本に商業施設がどのくらい出来る予定なの?
どこを切っても金太郎飴ちゃん。
その土地がどういう歴史を辿ったのか文化を感じません。
開発者の中に鶏群の一鶴というか
真の職人気質が少しでも備わった方がいてくれることを
祈るしかないのかな。
もう大型商業施設あきちゃったあるよ、行くけど
職人という人は世界中にいて
こういう人が日々守る場所というのは
何やら不思議な糸が存在していて。
それを手繰り寄せていけば宇宙の根源としっかりつながっているような
とても神聖な場所に居る人をいうような・・・そんな気がします。