記憶が戻ったチュンサンはユジンと、ユジンの母へ挨拶に行きます。
しかし、チュンサンの母にすでに会い、二人の交際に反対であることを聞かされたユジンの母は、二人の交際に反対します。
ユジンは母から、父親とチュンサンの母が婚約していたこと、父親と別れたチュンサンの母が自殺を図ったことを聞きます。
二人は写真館で二人だけの記念写真を撮ります。
「一番幸せな今を記念して」まさにこの言葉は真実でした。
チュンサンはソウルでサンヒョクに会い、一緒にお酒を飲んで別れ際に冗談で「ユジンと兄妹でなくてよかったな」と言われます。
チュンサンは以前の母の言葉から自分の父がユジンの父であり、二人が兄妹である可能性に気づきます。
ユジンの父とチュンサンの母とサンヒョクの父の3人が写った写真を見て、失っていた最後の記憶を取り戻したチュンサンは母に確認に行きます。
母は否定しませんでした。チュンサンの苦悩は極限に達します。
しかし、ユジンを失いたくないチュンサンは二人だけの結婚式を挙げることにします。
第18話は冬のソナタで私が一番好きな回です。
二人だけの結婚式は、二人の関係を知ったサンヒョクによって中断します。
ユジンを連れ出すサンヒョクをチュンサンは止めません。
むしろ、罪を犯すことを引き止めてくれたサンヒョクに感謝しているのです。
チュンサンはユジンの前から姿を消します。
ユジンはチュンサンの母に会い、チュンサンの居場所を尋ねますが、チュンサンの母に交際を反対され拒絶されます。
ポラリスのネックレスは階段から落ち、壊れてしまいます。
チュンサンは母に脅され、ユジンと別れることを決心します。
夜、ユジンに会いに行くチュンサン。
ユジンはアパートの階段を駆け下り、チュンサンを問い詰めます。
「どうしたの?どうしたのよ?どれだけ心配したと思っているのよ」この場面のユジンの切なさがとても好きです。
吹き替え版の田中美里さんの声が耳に残っています。
チュンサンはユジンを海へ連れていきます。
「そういえば、海ははじめてだ」
「今まで海に来たことないの?」
「ちがうよ、一緒に来たのははじめてだ。だから、僕らにとってこれが最初の海だ」
「そうね、これが最初の海ね」
ここからチュンサンのモノローグ。
「そして最後の海。ここで僕は彼女を手放そうとしている」
ここがとってもいいんですよね。悲しくて。
明るい冬の海で、二人ははしゃぎます。
この場面のユジンの幸せそうに浮かれている姿がチュンサンの抱える悲しみを一層際立たせます。
飛行機雲を見て「あれなんだかわかる?」と聞くユジン。
たくさんの500Wコインを拾うユジン。
「なんでこんなに落ちてるんだろう?」
「夏に来た人が落としたんだよ。夏の想い出さ」
「ああ、そうか」このせりふの明るさ。
拾ったたくさんの500Wコインでユジンは使い捨てカメラを買います。
そして二枚の裏を貼り合わせた500Wコインをチュンサンにプレゼントします。
表しか出ない500Wコインは二人がコイン占いをして、必ず結ばれることを意味しています。
民宿に泊まり、チュンサンはユジンの顔をなでます。このシーンは官能的です。
次の朝、二人は市場へ出かけ、チュンサンがたい焼きを買いに行っている間にユジンがいなくなってしまい、チュンサンが必死で探します。
ユジンもチュンサンを見失い必死で探します。やっと見つけたユジンにチュンサンは怒ります。
「どうして、じっとしていないんだ。迷子になったらどうするんだ」
「チュンサンが見つけてくれるから大丈夫よ」
「僕がいなかったら、どうする?だいたい君はいつも、そそっかしくて、忘れ物して、人に断れなくて…」
チュンサンはユジンの悪いところを言い続けます。
「でも、私にもいいところはあるでしょ?いいところも言ってよ」
「ないよ(オプソ)!」
けんかをして、「ユジナ、ミアーネ」と寝ているユジンにあやまって、チュンサンは一人海岸へ行き、ユジンにもらった500Wコインを投げ、手で受け止めます。
チュンサンの耳にユジンの声が聞こえます。
「わあ、表だわ。永遠に一緒にいられるのね」
しかし、チュンサンはその500Wコインを海に投げます。
それから二人の写真を撮った使い捨てカメラ、ユジンから預かった壊れたポラリスのネックレスを海に投げます。
次の朝、ユジンのとなりにチュンサンはいませんでした。
迎えにきたサンヒョクとユジンはソウルへ戻ります。
サンヒョクとサンヒョクの父の会話を聞いてしまったサンヒョクの母から、チュンサンと兄妹だと聞かされたユジンはアパートを飛び出します。