4月30日(月)
宿を出て、麗水エクスポ駅に戻ります。
歩道は工事中。
麗水エクスポ駅で朝食を買おうとしたら、出発時刻に近づいても、駅中のコンビニが閉まったままでした。
仕方なく何も食べず、8:20麗水エクスポ発全羅線経由益山行セマウル号に乗りました。
麗水から光州(クァンジュ)、木浦(モッポ)へ行くには益山まで戻った方がスムーズにいけるのでした。
しかし、きのう見たばかりの車窓で、もう一度見る必要もないので、食べ物を売っているコーヒー車に行きました。
販売員のお姉さんから、コーヒーと慶州パン(益山駅でも売っていた慶州の皇南パンのまねらしいおまんじゅう)の詰合せを買ってテーブルで食べようとして、となりを見ると、3人のお客さんが駅弁らしいお弁当を食べていました。
なーんだ、駅弁売っていたんだと販売員のお姉さんに「トゥシラクオプソヨ?お弁当ないの?」と聞くと「ごめんなさい、売り切れました」と言われてしまいました。
がっかりして、テーブルに戻ろうとすると「お客さん、これはどう?」とお姉さんが冷蔵庫から出してくれたのがトンカス弁当でした。
韓国ではとんかつをトンカスと言います。
今回の韓国旅行では「韓国全市全線」の影響でトンカスを食べたいと思っていたので、もってこいでした。
5,500Wとのことで、買いました。
お姉さんが電子レンジで温めてくれました。
とんかつソースが2袋もついていて、韓国の人はこんなにかけるのかなと思いながら、1袋のソースをとんかつにかけて食べ始めたら、これがおいしかったです。
前日の貧しい食事とこの日初めての食事ということもあったのでしょうけれど、今回の旅行で一番おいしかったものはこれでした。
10:20過ぎ、益山に戻り、光州行きの列車に乗ります。
益山駅構内にはビビンパ屋さんがあって、おいしそうで食べたかったのですけれど、トンカスのおかげで食べられませんでした。
10:48益山発湖南線(ホナムソン)経由光州行ムグンファ号に乗りました。
車窓は5年前に見たはずですが、もちろん憶えていませんし、路線も移動しているかもしれません。
湖南線から線路は別れて、光州駅へ着きました。
列車から見る光州市の大きさに驚きました。
光州で行きたいところは「芸術の通り」、ここはソウルの仁寺洞のような雰囲気と地球の歩き方にありました。
ここは駅から1kmくらい離れているので、バスに乗りたいところです。
コインロッカーに荷物を入れ、歩いて行くとバス亭がありました。
バス亭で、行き先を調べ、地下鉄の駅「錦南路5街」、「錦南路4街」行きの番号のバスに乗ればいいとわかりました。
その番号のバスに乗り、料金は地球の歩き方に出ていた1,200Wを払い、地図を見ながらバスに乗るというルールを実行しました。
ロッテデパートの前を過ぎ、錦南路5街を過ぎ、目的の錦南路4街に着くのを待っているとバスが止まり、「降りてください」と運転手に言われてしまいました。
バスは終点に着いていたのです。
また、バスで失敗してしまいました。
「ここはどこなの?」つづく。