韓国へ行くことになったのは、「ユン・ソクホ監督の四季シリーズを巡る旅」というツアーを知り、申し込んだところから始まります。
このツアー5日間で、費用も20万くらいかかります。
ちょうど休みが続くときに夏休みも加えれば、5日間休めるし、自分一人で青山島や宝城や茂朱や春川を回れるわけがないと考えたので、値段は高いが、納得しました。
ところが、周りには一緒に行ってくれる人がいません。
そこで一人だと料金がもっと高くなるのですか、申し込んでみました。
しかし、ツアーは最少携行人数2名に達しないということで、中止になってしまいました。
こんな面白そうなツアーに申し込む人が私のほかにいないなんて信じられませんでした。
そこで、日程をずらし、もう一度申し込んでみました。この日程がこのツアーの最終なのでさすがに誰か申し込むだろうと思いましたが、やっぱりダメでした。
こうなると、韓国に行きたくてたまらなくなりました。
そこで、飛行機のチケットとホテルの宿泊だけのツアーなら一人でもだいじょうぶだと旅行社に知らされ、申し込みました。
もちろん、一人だと割増料金です。
現地ツアーにも申し込みました。しかし現地ツアーも一人だと断られました。
こうして、4泊5日の韓国旅行が決まりました。
しかし、何のスケジュールもありません。自分で考えなくてはなりません。
旅のガイドブックは2冊買いました。
1冊は『るるぶ韓国』この本のマップには韓国ドラマのロケ地が載っていました。
もう1冊は『わがまま歩きツアーズ⑦韓国』(ブルーガイド)です。
あと参考になった本が『韓国・サハリン鉄道紀行』宮脇俊三著(文春文庫)と『鉄子の旅』⑥菊池直恵著(小学館IKKICOMIX)と『春のワルツ公式ガイドブック』前・後編(角川書店)です。
ところで、ハングルに関する語学力については、まったく自信がありません。
韓国ドラマを見始めて、ハングルに関する本も買いましたが、何とか、文字を読むことはできるようになりましたが、単語をまったくおぼえていません。
ついこの前まで韓国に行くとは考えてもいなかったので、勉強に身が入らなかったのです。
まず、ソウルで行きたいところをリストアップしてみました。
王宮と国立故宮博物館と民俗博物館、夏の香りの階段の世宗文化会館、『韓国・サハリン鉄道紀行』で一番おいしかったという高麗参鶏湯、春のワルツの四季ハウス、オンマキムパプ屋、その他るるぶに載っていたロケ地です。
あと、行けるものなら、冬のソナタの春川に行きたいと思いました。
インターネットでも情報収集しました。
夏の香りのロケ地で一番行きたいところはミヌとへウォンがたびたび出会う宝城(ポソン)の茶畑でしたので、「宝城」で検索すると一人でソウルから日帰りで宝城へ行った人のブログがありました。
この人のブログがとても参考になりました。
そして、行けるものなら宝城へ行ってみようと思いました。
また、ソウルの地下鉄にキップを買わずに乗れるソウルシティパスが羽田空港で売っていることも知りました。
旅というものは、あっという間に出発日になるもので、9月30日になりました。
目覚めると雨が降っていました。この旅だいじょうぶかなとちょっと不安になりながら、傘をさして駅へ行きました。
飛行機は羽田12時15分発大韓航空KE6708です。
チケットも羽田空港で受け取りました。ソウルシティパスも案内所で買いました。2日間有効で3500円でした。
羽田でウォンへの両替もできましたが、ソウルで両替したほうがレートがいいだろうとしませんでした。
搭乗手続きを待つ間、回りの人の韓国語を聞いているといよいよ韓国へ行くんだなーと実感しました。
初めて、水色の大韓航空の飛行機に乗りました。席は33Aの窓際でした。となりはツアーのおばさんたちでした。
さあ、韓国へ出発です。