goo blog サービス終了のお知らせ 

第250話 素直

2009年11月13日 06時27分46秒 | 子育て・「おママごと」

息子がご飯を食べない。
「ママのご飯、おいしくない?」ときくと、
「うん、おいしくない」と即答。
その正直さが目にしみる。

結構、質問好き。
指さす動物の名を答えていく。「正解!」が嬉しいらしい。
「ぞう」「ライオン」「きりん」「カバ」「しまうま」順調にこたえていたが、
「レッサー(のあと、ちょっと考えて)クマ」と答えた。
「残念。これは、レッサーパンダ」
「違う。レッサー、クマ! 」と泣いている。
う~ん、確かにどちらかというとクマ色なのにパンダとは・・・幼児に酷なネーミング。

「これは?ってきいて」
知っていることが嬉しいらしい。
ゾウを指差し「これは?」「パオー」
ライオンを指差し「ガオー」
馬を指差し「ヒヒーン」
ウサギを指差し「ピョン」 おっと、鳴き声でなくなった。
けれど、うさぎといえば、ピョン。ステレオタイプに、まぁいいか。
どうしよう次はパンダ。ちょっと息子も悩んでいる。
「・・・(大きめの声で) パンダ!」
う~ん、明らかに違うとわかるけれど、私もパンダの鳴き声がわからないので、
そっとしておく。

長い階段を息子が自分でのぼる。
途中、励ます「がんばれ、がんばれ」
「できたぁ!(振り返って)見てこんなにいっぱいのぼれたよ」感嘆の視線の先に
これからのぼってくる大人たち。
今度は息子が「がぁんばれ、がぁんばれ」声援を送る。
当然のごとくのぼりきる大人たちに、
一応母として困惑顔で「すみません」と頭をさげつつ、味わった清涼感。
我が心に残る名シーン。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第249話 この男、イニシャルH

2009年11月13日 04時54分17秒 | 子育て・「おママごと」

前話の流れから。
自己犠牲の精神で、
息子を園(元気)に送り届けるためのこの精神面から体調面までのフォローを考えると、
私って・・・ほんとよくやってる!(笑) 一方、主人は?

インフルエンザ休園相談に、「私は休めない」と即、家庭保育戦線離脱。
(わかっていることなので、怒りはない)
残業のため育児圏外に位置し、明日の出勤に備え、自室にて早々にご就寝。
(いつものことなので、平常心)
そんな主人が早くいつもより早く帰ってきた(あまりないこと)
晩御飯は粗食を心がけている?のだが、主人はとにかく料理は小皿で品数派なので、
とりいそぎ、三菜一汁作った(あまりないことだが)
私って・・・ほんとよくやってる!(笑) 一方、主人は?

雑誌読みながら、ご飯。 会話は?
食べ終わったら、自分の分だけ、洗い物。私、まだ食べているのに?
でも、疲れている時は洗わない。洗わないどころか、運ばない。翌朝、カチカチ。
お風呂に入れば、洗わず、浸かる。信じられない!
熱っぽいと言ってはよく伏している。毎回心配して体温計を渡すけれど、いつも平熱。
気から弱っているだけだが、職場の昼休みにその後の体調を伺うメールを送る。
「まだ少し熱っぽい(体温計では数字は出ない)けど、大丈夫です」
文面そのまま主人からの返信。この人って・・・アンビリバボ~(エコーがかかる)

私はどうしてこの人と結婚したのだろう・・・
もう一度言う。お風呂に入れば、洗わず、浸かる。2度表記しても足らないくらい
結構、アンビリバボーな主人なのであるが・・・
出先のスーパーでカートがぐちゃぐちゃになっているのを見ると、直していたり、
道端に落ちている(赤の他人の)ゴミをひらって、捨てている。
朝、息子を園に送り届けてもらっている。
私の無遅刻と引き換えに主人が遅刻したときくと、ちょっと辛い。
「そんな1分、2分の遅刻ぐらいなら、
タイムカード押してから車、駐車場にとめにいったらいいやん。みんなしてるやん」
というと、
「私はそんな手は使いたくない。使うくらいなら、潔く遅刻します」という。

人として信頼できる。
喧嘩してはいつも平行線ではあるが、たとえ一点だけでも手を手を取り合えるところが
あればいいのではないかと思ったとき、(第242話参照)
Hという字が浮かんだ。
結婚生活をたとえるならイメージ、H。
これもなにかの縁かなと思う。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第248話 お疲れ様です

2009年11月13日 04時53分06秒 | 子育て・「おママごと」

新型インフルエンザ情報に心休まる日がない。
地域によって異なるかと思うが、私の住む町は行政の指導で、
1クラスで3名、発症した場合、そのクラスは5日間、休園措置となる。
一時は2名発症。リーチまでかかったが、なんとか無事開園継続中。
明日(の出勤)をも知れぬ身にて、職場では突然の休暇に備えてのグラウンド作り、
家では対インフルエンザの息子の体調管理とせわしない。
この緊迫状態に神経がすりへって仕方がない・・・
思えば、私はいつも明日の登園(出勤)に向かっていきているなぁ・・・と、ふと。

息子にきちんとご飯を食べさせたいのも、早く眠らせたいのも、明日のため。
朝から晩まで息子の快適温度調整(手動)に細心の注意を払っている。
フルタイムで働いた後も引き続き、時間との闘い。
晩御飯作りは急ぐあまり包丁を持つ手が震えることも(笑)
風呂場では絶えず息子が転倒しないかの緊迫感を抱えての洗髪。
お風呂上りは髪も体も自然乾燥。
翌朝、今日も無事登園できたと職場で安堵したとき、我にかえる。
なんじゃこの服装は・・・
トイレに写る自身の姿、髪型を見て帰りたくなる今の自分。
駅で後ろから声をかけられた「スカート、ほつれていますよ」
不確かな前ばかりを追い、自分の後姿さえ振り返る余裕をなくしていたことに、ふと。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする