仕事論を書いてみようかなと年度末から綴っておりますが、
さすがに正月三が日は書く方も読む方も嫌だろうなってことで、休止。
仕事始めと共にこちらもスタートしたいと思います。
毎年春になると思いますのが、歓送迎会の不思議。
歓送迎会とは歓迎会と送別会を同時に行う呼称、なのですが、
去る方と来る方が同会場に集うだなんて!
デリケートな会でございますので、ここは幹事の腕の見せ所かと存じます。
私自身10年節目で人事異動を経験いたしまして、
その折に、まず送迎の身で歓送迎会に参加いたしました。
歓迎会ムードの会にそれまでの10年を思い、さみしさ残るものとなりました。
その後、歓迎の身で新しい課の歓送迎会に参加いたしました。
所属長が去る方へ向けて「○○課は、入口あって出口なし」との言葉をかけて見送り、
後日、私は所属長と共に他の課へ新任の挨拶に参るのですが、
この時、「ウチにいただいた○○です」と私のことを紹介してくださいました。
私はこの時の所属長のご配慮に心より感謝し、
今は課は違えどもこの一言の喜びと共にこれからも永遠に私の上司の1人であります。
歓送迎会では、去る身を思えば、幹事も送る側もどちらかといえば歓迎者よりも送迎者に配慮すべきであることを学びました。
去る者の思いをくんで、送る側から贈る言葉をプレゼントし、贈られた言葉を胸に、
送迎者から一言・・・の流れが私は好きです。
極端な話、歓迎者には一言述べさせても送迎者には語らすな、かもしれません。
色々ありましょうが、惜しんでお送りするのが礼儀かと思います。
私にあてて発せられたものではございませんが、
あの夜、別れ際に贈られた上司から部下への「入り口あって出口なし」、
今も時折思い出す男らしい優しさに満ちた言葉です。