第654話 足を見直す

2013年10月26日 07時19分08秒 | Weblog

術後(前話参照)、父の様子を見に行く。
包帯が巻かれているものの、父の足が在る。
口元にある炎症から痛み止めの強さを思う。

人は直立二足歩行ができるようになって・・・
全身で陽の光を感じることができるようになった。
足だけで立つことができるから、手を自由自在に使うようになった。
歩くことで前に進み、
走ることで風を感じ、
踊ることで伝え、
踏むことで奏で、
踏みしめることで力みなぎる・・・
もしかしたら 足は その人の意思が もっとも あらわれるところ かもしれない。

今後、父はリハビリで左右両足の機能を近づけていく。
先が長い話であるが、
この先も父の足が在ることに、後続車にひかれることなく命があることに、感謝する。

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