息子が生まれてからなかなか行けなかったのが、美容院。
独身時代は、遠方の美容院に行くためだけに都会に出たものだが、
子供を生んでからは移動時間も惜しく、地元で探すことにする。
友人の紹介で通い始めた美容院で担当者が決まり、
あれから6年ずっと指名してきたその女性、Mさんが独立。
今後は、今まで信頼を築いたお客様と、自分のお店で、自分のペースで、働いていくとのこと。
もちろん、これからも私の担当はMさんだ。
Mさんのお店に通う。
「息子さんに入院しているお母様のカットを頼まれて、月曜日にカットに行ったんですよ」
この会話の出だしに胸が高鳴る。
入院中や子育て中、美容院に行けない。 お越しくださる美容師・・・素敵すぎる。
私はその行為を称えた。
「これからは、お金儲けでなく、人の為に。恩を返していきたいんです」
Mさんのカットは髪にも心にもよく、また次回の予約を入れる。
※ 入院中は気持ちがふさぎ込みがち。全国の病院に こんなサービスが生まれるといいですね。
私は結局、「人のために」と思う心が、新しいホスピタリティの発見や商品開発につながると思います。