第1207話 熊野倶楽部

2016年03月15日 00時29分34秒 | 泊まる(ホテル・旅館)

久しぶりに プチ・ホテルジャンキーシリーズ。

ホテルでも旅館でも利便性がよいというのは、

集客力に大きく影響するものと思われるが、

利便性が悪いというデメリットを

どのような工夫でプラスに転じているか興味があった。

つまり、ピンチをチャンスに変えるサービスを学びに行く企画。

 

私の住んでいる町から「熊野倶楽部」までは高速道路を使用しない形でいくのだが、

距離に比して所要時間がかかる。

宿に着くと駐車場からフロントまで遠く、随時送迎バスが運行しているほど。

同じ建物内にお食事処と大浴場もないので

大浴場に行くにも送迎バスの利用という距離間にある。

我が家は、真冬のお正月に宿泊。

寒い中、大浴場まで遠いな・・・と思うが、

大浴場に行くと牛乳引き換え札というのが用意されており、

バスに乗っていくことに。(工夫その1・特典)

浴衣に羽織る茶羽織が厚手のキルティング加工が施されており、

あったかい。(工夫その2・防寒対策)

最初は遠い印象からバスを利用したが、

満天の星のもと、広大な大地を歩く心地よさも感じられ、

バスの利用をやめていつの間にか歩いている。

この非日常感が不便さから何もないという贅沢に変わる。

 

立地条件ではなく、中身が肝心。(特に「食」)

お食事処に行くまで寒がっていた私だが、

食後、満たされた気持ちの中、足取りも軽くなる。

お部屋の広さ、食事の美味しさ・・・コスパのよさに大満足。

お正月の利用だったので

熊野古道を巡るツアーやものづくり教室など開催されていなかったが、

普段は体験できるメニューも色々用意されているらしく、また行きたい。

コメント
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