第2302話 生涯、女

2019年07月24日 08時00分00秒 | Weblog

七夕の女湯で、おばあちゃんに話しかけられる。

「年とったら、身長が13cmも小さくなってしまったんよ」

「13cmもですか?!」

「こけて、骨折したらあかんで。

それが原因で腰が曲がってしもうて・・・」

見知らぬ81歳のおばあちゃんから アドバイスを頂戴する。

 

実は、私も そのおばあちゃんのことが気になっていた。

大浴場の更衣室内、じろじろ直視することもできず、

丁寧にお化粧している おばあちゃんがいることを

右肩に感じていたが、

話しかけていただいたおかげで お顔を拝見することができた。

綺麗な眉!

「眉だけは描いて帰らなあかんと思って」

いや、眉だけでなく、口紅にいたるまで きっちり。

そのまま素顔で帰る私とは 大違い。

私は81歳になっても

化粧するおばあちゃんになれるのかしら・・・自信がない。

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