電気もない、スマホも登場しない
上橋菜穂子の作品を読むと、
少し湿った山道を思い出す。
山に行きたくなって困る ww
「鹿の王 生き残った者」
想像で緻密に構築された異世界の
物語にワクチン、介護、認知症・・・
コロナ禍前に書かれた物語が、
今 とリンクしていく。
ドラマで言うところの ダブル主演。
ふたりの主人公の物語がいいところで
切り替わるお預けが 絶妙。
パズルのピースを 二方向から
あわせていくような作業の中、
少しずつ明かされていく真実。
全貌が知りたくて、下巻(還って行く者)へ。
(明日につづく)