フィクションの面白さに震える
漫画「日出処の天子」(ひ いづるところのてんし)
この点(事実)と点の つなぎ方!
作者・山岸凉子の想像(創造)力!!
山岸凉子 と 梅原猛 の巻末対談(以下)
山岸:読者は 作品に自己投影して見るわけなんですね
ですから 素敵な男性と結ばれたいのは本当の自分自身なんです
ところが そこに自分より理想的な女性が出てきて、
自分の好きなその作中の男性と結ばれるというと、
ある種の嫉妬みたいなものが出ちゃうんです
で、それよりも男同士のほうがいっそ楽なんですね
(BL・ボーイズラブものを読まない)
私:だから?! BL人気の、ひとつの解あり。
山岸:美少年で 超能力者で 同性愛者
読者が一種の自己投影をしやすいような
人間味、表情、あるいは、人間的な欠点というか
傷を負った存在にしてみたんですけれども。
私:完璧ではないものに・・・は わかる。
(以降、ネタバレ)
BLと言っても 成就するわけではない。
聖徳太子(厩戸皇子)の苦悩が・・・
満たされない思いから 目が離せない。
※ 日本が 斜陽ぎみ。
再び 日出処 の復活叶いますように。
「あさきゆめみし」(第3351話)同様、
タイトルが秀逸。
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