第127話 インスパイア

2006年07月18日 23時26分48秒 | Weblog

彼は私より2つ上の職場の先輩。
といっても、働いている場所が違うので、毎日顔をあわせることはない。
きっかけは昨年の夏、職場の研修後の懇親会。入社10年を経て、訪れた。
彼と話して、ひっかかった、のだ。
私の話(カプチーノ公演話)に偏りすぎてない?…なのに親身にきいてくれる?
あれ?話がスムーズに伝わる?…次回公演作品の原作を読んでくれている?
え?どうして知っているの?…私の話(HPほころび茶話ん)を読んでくれている?
私の考えていること、ばれて…る?私のこと、よく見てくれて…る? ふわっと
風に包まれた気がして、もう少し話したいな…と。

仕事以外で、休日、彼と会う。
私が行きたいと言った雑貨店…辿りつかず、くるくる彷徨い続けてここは…デジャビュ?
閉店間際、「もうお店も閉まる時間だから…いいです。諦めます」と言った私に対して。
彼は駐車場に車を止め、タクシーを呼んだ。タクシーが、彼の車の横を通り過ぎる。
「なんですかね~自分の車をタクシーから眺めるというのは~」そう言って彼が笑った。
この瞬間。
「この人と一緒にいたいな…」と思った瞬間。
ワンメーターで、気持ちが、動いた瞬間。

経理的私が、営業的彼にした月並みな質問。
「今は厳しい時代ですもんね…よさを人に伝えるのって大変ですよね~」
「人に好きを伝えるには、自分の中に2倍も3倍も、もっと大きな好きという気持ちを持っていないと伝わらないですから…それでやっと1好きが伝わるか伝わらないか…ですから」
これが彼の告白。

私の彼は、旗揚げ公演の時も、第2回公演の時も、一番長い感想を書いて下さった人。
私の彼は、劇団カプチーノホームページを開くのを日課にして下さっている人。
私の彼は、私がよく文章を書くだろうからとお誕生日に赤い万年筆を下さった人。
私の彼は、私が喜ぶだろうと掲示板にこっそり書き込みをして下さっていた人。
私の彼は、私がどんな端役を演じたとしても彼の目にだけは主役にうつる人。
私の彼は、とーまニア。この世界で唯一彼ぐらいであろう奇特な方!
私の彼は、私の大切なひと。


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2 コメント

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らぶらぶかな? (とーま由花)
2006-07-21 00:31:41
私の中ではとても穏やかなのですが(照)



私のブログを見て、彼は私に彼氏がいないと思ったようで、確かにつつぬけ・・・(恥)

となると?確かに私にとってこのほころび茶話んブログは恋愛環境を整える重要アイテムだったといえるでしょうね~



三つ葉さん?

でも、確かに「彼って誰?」みたいなみなさんの気持ちからかいつになくホームページのカウンター数の伸び率がよかったな~(笑)

味をしめて、彼との話、またちびちび書いていくので、

よしのちゃん、これからもちょくちょくのぞきにきて下さいな。







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らぶらぶですね(笑) (よしの)
2006-07-20 01:44:14
幸せそうで見ててあたしまで照れちゃいました(笑)

とーまニア、いいですね☆



今はブログ書いてる人って多いから

好きな人の心をのぞけたりして、

昔の人に比べると環境全然いいですよね♪

ダーリンさんはどんな気持ちでブログを見てたんですかね(笑)



※怒られちゃってくださいな^^b



にしても、お相手判明でなんだかほっとしました(笑)

三つ葉さんだったらどうしようって思ってました(笑)



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