第4193話 凍りついた香り

2024年09月17日 08時00分00秒 | 読む(小説・物語)

愛する人の自死・・・

小川洋子著「凍りついた香り」

どうして?

永遠にわからぬ真意、

彼の謎を 香りと共に追う。

 

記憶の泉。

どうして?

残された人が その謎を

追わずにはいられない気持ちもわかる。

私もきっと手がかりをさがしてしまう。が、

自分の知らない彼の顔を知っていくのは

勇気がいるものだ。

 

彼をたどる旅。

私だったら? なぜ 私に

そんな過去を、そんな一面を

教えてくれなかったの?!

と つめよってしまいそう ww

 

繊細で美しい物語 であったが、

物語と関係のないところで

どうして 弘之は

涼子に何も告げずに、命を絶ったの?

どんなことがあっても 自死はいけない

という思いが 最初から最後まで。

(! そう思えるのが、いい作品か ww)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第4192話 リゾートヒルズ豊... | トップ | 第4194話 ついに無人島へ »

コメントを投稿

読む(小説・物語)」カテゴリの最新記事