第3354話 夢の浮橋(源氏物語・完)

2022年06月09日 08時00分00秒 | 読む(小説・物語)

対抗心や嫉妬心が絡み合い・・・

恋と言うのは ふたりだけで行われるもの

ではないんだなと思う 他者・環境・別感情!

「源氏物語を語る」も 本日でラスト。

 

光源氏と頭中将 が 共に光なら

匂宮と薫は 光と影の「宇治十帖」。

(けんかをやめて~ ふたりをとめて~)

陰と陽、動と静の対比に

少女漫画の原点(三角関係)をみる。

当時の女性読者たちも「萌え」たり「推し」たり。

この長編小説にハマったであろう日本最古の物語。

 

重い衣を着て いつ訪れるかもわからぬ

殿方を待つだけの時代じゃなくて よかった。

(当時の文化・風習だとしても)

一夫多妻制の妻問婚(招婿婚)じゃなくて よかった。

(自分の顔もさらすことになるけれど)

相手のお顔を(事前に)拝見できて、女でも

外で働き、収入を得ることができて よかった。

もののあわれに触れて・・・わきあがる感謝。

 

※源氏物語を いつか全文読むことができるだろうか

・・・全原文読破は無理だと悟る夢浮橋。

 

※ 源氏物語 関連話

 第3351話~第3354話 の 起承転結4作品。


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