ここのところドラマもニュースも 情報のリサイクルが多くて 面白くない。
唯一無二の対象者を時間をかけてじっくり追っていく ドキュメンタリーを見る。
「奇跡のレッスン」を見て、教育とは? を考えながら
久しぶりに「ヘレン・ケラー」を見たいと思っていた時、
「見えず聞こえずとも~夫婦ふたりの里山暮らし~」(NHK) のタイトルが目に留まる。
丹後半島に住む 梅木好彦さんと久代さんご夫婦のドキュメンタリー。
久代さんは、目も見えず、耳も聞こえないのだが、
2人は互いの手に触れ、その動きと形で気持ちを伝え合う 「触手話」(初めて知った) によって
心を通い合わせる。
久代さんが、手の感覚を頼りに 好彦さんにお弁当を作るシーンから涙が止まらない。
手のひらで これだけのことを感じることができるのか・・・
手のぬくもりで これほどの思いを伝えることができるのか・・・
久代さんの明るさが、好彦さんのやさしさが沁みる。
寄り添って共に生きる を体現しているお2人の姿が始終あたたかい・・・
「プロフェッショナル 仕事の流儀 清掃のプロスペシャル」 (NHK) で
新津春子さんを見た時も 涙が止まらなかった。
芸能人でも有名人でもない普通の人を 時間をかけて追っていく。
追っていくと、普通の人が決して普通ではないことを感じる。
市井の人々の人生を覗き見ることができる ドキュメンタリーが今、熱い。
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