第4109話 ともぐい

2024年06月25日 08時00分00秒 | Weblog

猟師のお話? 予備知識なく、

その時、そんな気分のタイトル で。

もし、あらすじを知っていたら

自分から 手にとらなかったであろう

河﨑秋子著「ともぐい」。(との出会い)

 

血と生臭い匂い。

自分に経験のない描写が 冒頭から続く。

こんな時、物語の世界に ズボッと

落ちる瞬間を待つ。

人里へ(第二章)赴くと、ズ ボボボボ

静かに 少しずつ沈んでいく感覚。

 

主人公・熊爪は

山で生きる術 は知っているが、

街で人と共に生きていくことを知らない。

教育を受けていないから。

これは 極限状態、

アドレナリンが出てるから?

そんな熊爪も

人と共に生きることを選んだのだから。

無骨(意味に反して骨が無いって書くの、

不思議)で 動物的な熊爪を

受け止めようと進んだ先に訪れる結末。

底知れぬ沼地から浮上できず、

まとわりつくものが重い。

 

※(私が)読めない漢字が多く、

もっと 漢字にルビをふっていただけたら!


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