第1896話 人がいい感じ

2018年06月12日 08時15分00秒 | 泊まる(ホテル・旅館)

目前にひろがる青い海、白い砂浜、

部屋には、海を眺めるための椅子。

喫茶スペースはいつでもどうぞ、ご自由に。

冷蔵庫内のドリンクは、オールフリー。

チェックアウト時に手渡された おにぎりに至るまで

至れり尽くせり。

そんなスタイリッシュな宿にとまった後の宿が・・・

 

Wi-Fi完備の広告に反し、

つながらないと訴えると、気まずい雰囲気・・・

他の部屋では、つながっているのでしょうか?

(と、暗に「お部屋を変えてみては?」の思いを添えてみても)

「他の部屋のことはわかりません」って そりゃそうだ・・・

(ここはマイナスをとってプラスに変えるところでは?)

宿に対する期待が小さくなり始めた夕食時。

昔ながらの、交流が始まる。

 

仲居さん「学校で 得意な教科はなに?」

息子「・・・」

仲居さん「おばちゃんの息子は、体育と給食」

そう答えればいいのか! その回答、いただき。

鉄板焼きで「鉄板があたたかくなったら、お肉をのせてくださいね」

手を近づけ、熱を感じようとする我々に

「手は焼かないようにね。 私は、息子で手を焼きましたけど」

お~(感嘆) 気を遣う苦手な風習だと思っていたが、

女将の挨拶より学び多きものとなった仲居さんの見事な切り返し。

時代にあわないのではないかと思われた対話型給仕だが、

ほどよい距離の取り方と明るさに 年老いてなお の接客を学ぶ。


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