第１５８６話 精神的苦痛

車を停車していた。

そのことが癪に障ったらしく、見知らぬ女性から

停車に対する怒り(文句)を浴び、

携帯で　車ごと写真に撮られる。

そこは一般道で、

彼女(５０代くらいの買い物帰りの女性)はそこを歩いてきた

単なる通行人で。

連日、長時間に渡り、停車していたわけではなく、

彼女の自宅前に停車していたわけでもなく、

彼女に不利益を被る停車でもなかったのだが、

通り道に停車していることが許せないらしい。

車のナンバー(身元)と私たち親子(肖像権)が

今後どのように公開されていくのか・・・

気持ちが沈んでいく。

 

とにかく車を発進させ、

その場を後にしながら主人に助けを求める。

個人情報含め、見ず知らずの人に写真を記録され、

その後　どう使用・悪用されるかわからぬ憂鬱。

「むしろ怒鳴るべきはあなたの方では？」

咄嗟のこととはいえ　私が何もできなかったことに対し、

注意を受けたが、逃げるように去ったのは、恐怖から

息子を守りたいがゆえ。

その場で反撃、撮られた写真を消去させることなど念頭になかったが、

その後　こんなに引きずることになることを思うと、

どうして何もせず黙って去ったのか(写真を記録されたのか)・・・

落ち込んでしまう。