第969話 9条を抱きしめて

2015年05月05日 19時18分00秒 | Weblog

5月3日(日) 憲法記念日

深夜24時55分~25時50分放送の NNNドキュメント'15

「9条を抱きしめて ~元米海兵隊員が語る戦争と平和~」

戦後70年。

番組冒頭に 太平洋戦争で亡くなったと思われる息子の写真を眺める老女・・・

戦地に息子を見送った母のかなしみ (という一言であらわすことができない) から目が離せなくなる。

 

アレン・ネルソン。

18歳で海兵隊に入隊、ベトナム戦争を経験した彼がなぜ日本で講演活動?

映画とは違うんだと 実体験を語るネルソン。

「人を殺すということは、自分自身の精神や魂の最も大切な部分をなくすことです。

私には、もうこの大切な部分はありません。

人を殺さなければ、どんなに良かったでしょう」

「ベトナム人もアメリカ人も同じ人間なんだ、彼らにだって名前があり、家族があり、

かけがえのない人生がある」

実際の映像もなく、言葉だけなのに どうしてこんなに心に深く響くのだろう・・・

この番組を 小・中学校で行われる8月の平和登校日で鑑賞し、

親子で平和を考え、思いあう日になればいいと願う ドキュメンタリー。

 

アレン・ネルソンは言う。

「ほとんどの国の子どもたちが戦争を知っています。しかし、ここ日本では戦争を知りません。

子どもたちの顔にとても素晴らしく美しく かけがえのないものが私には見えます。

子どもだちの表情から 戦争を知らないことがわかるのです」

この状況が当たり前になっているが、

戦後70年、日本はずっと「平和」だったと改めて・・・すばらしき国、日本。

こどもの日に「9条を抱きしめて」 思う。

息子も、孫も、ひ孫も、戦争を知らず、生きて欲しい・・・永久に。


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