第617話 ボキャブラリーの欠如

2013年08月16日 08時30分45秒 | Weblog

昔のドラマを見直す。
「ガリレオ」、「ドクターズ」、「最後から2番目の恋」どれも、面白かった。
主人の勧めで見た(新作DVD)「進撃の巨人」も、面白かった。

「面白い」という言葉は実に守備範囲の広い言葉だ。
なぜ面白いのか、どのように面白いのか、面白さは種々様々だが、
「面白い!」の一言にすべて託すことができる。

子供の頃、読書感想文で苦労したことを思い出す。
「面白くなかった」場合を含め、「面白かった」と瞬時に終わってしまう感想を
どう引き伸ばすか。
何が面白かったのか、どう面白かったのか・・・多くの言葉を使って変換作業に努め、
それでも指定文字数に及ばなかった場合、人生の抱負まで掲げた夏の課題図書。

読書感想文から解放された今、「美味しい! 楽しい! 面白い!」
この三大感想用語でその場を乗り切っているが、
きっとこの三大用語に頼らず、そう思わせる文章が書くことができるか否かが、
趣味と仕事の違いなのだろう。

芸術は、抽象から具象への変換作業だ。(と思っている)
「おいし・たのし・面白し」便利な言葉に逃げず、次の話を書いてみようと思う。


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