第59話 インナーチャイルド

2005年04月25日 23時00分33秒 | Weblog

そっか、怒られすぎると根腐れするんだ…。

私は私の中に住む子供を観察している。
さみしい時、よく現れる。
そうか、みんなが笑ってるから、笑わないのか。
あまのじゃくだな~。
違うのか。泣くのをこらえているのか。
心にわだかまりがあるから、笑えないのか…。
書類を手渡しされると嬉しいか…そうかスキンシップか。
名前を呼ばれると嬉しいのか…そうかそうか。

大人げないといわれるかもしれないが、
働き始めて、私は私の中の子供と出会えてよかったと思っている。
もしも、私に子供が生まれたなら…
名前を呼んで、ほほえみかけたい。
怒る前に、どうしたのか理由をききたい。
きっと何か原因があるはずだから。
親の私からは見えていないことがいっぱいあるのだろうから。
私の勘違いなら、素直に謝りたい。
子供は親の気持ちを敏感に感じ取ろうとしているのだから。
子供は親を求めてやまないのだから。
存在を認めてあげたい。
この気持ちを忘れずにいたい。

怒られて腐っても、結局、腐るのはあなた自身の人生よ。それでもいいの?
やっと現れた大人の私に誘われて、天日干し。
大学時代、アルバイトで和装ウエイトレスをしたことがある。
その時、お姉さんが私にぼそっといった言葉を思い出す。
「就職したらね、上の人で決まるから…」
そうしみじみ言ったお姉さんの顔は曇っていた。
あの時ひっかかったことが染みになって残っていることに、今頃気づく。  つづく。

※世間でいうインナーチャイルドの意味と本文は全く関係ありません。
 私に心理学用語?知識はありません。
イメージと響きでこの言葉を使わせていただきました。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 第58話 狭視のせい比べ | トップ | 第60話 働くとは? »

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事