第1122話 いい夫婦

2015年11月22日 22時52分15秒 | Weblog

11月22日、いい夫婦の日。

夫婦について考えてみる。

理想と現実は異なるもので、

結婚したら、あぁしたい、こぅしたい と色々夢見ていた。

いつも隣に主人がいて、共に歩んでくれるものだと思っていたが、

一緒になった人は、共に歩けない人だった・・・

 

太っているせいか、歩き始めては、すぐに疲れる。

個人的趣味、好き嫌いがはっきりしているため、

私と同じ景色(映画や演劇、音楽に至るまで)を見ようとしない。

そんな感じだから 出先で、家で、私は、おひとりさま。

暑がりな主人と寒がりな私で快適温度が異なり、家庭内別居化が進む。

唯一共にできているのが、晩御飯を食べること

くらいなのであるが、この一点だけでも死守して、細々と続けていけたらと思っている。

結婚して9年、

主人の私に対するお小言、怒りに気分を害しながらも

心のどこかで 外では見せぬ顔を見せるよき兆候だとも思っている

血のつながりのない赤の他人同士が夫婦になって・・・

節度も大事だが、喜怒哀楽、様々な感情のぶつかり合いも

ひとつ屋根の下、家族になるための必要な軋轢であると考える。

 

私が結婚を語るには、まだ結婚暦が浅いので

子どもの立場から夫婦(両親)を見ると、

夫婦間の愛情を肌で感じながら安心して育ってきたこと、

成人し、自立していること、

この2点を成し遂げていることから見て、私の両親はいい夫婦だと思う。

縁あって結婚し、縁あって息子と親子になれたのだから

私も息子が我々夫婦に不安を抱くことなく育ち、

いつか私のもとを巣立った後、また主人と2人共にあることができたなら

「私たちは、いい夫婦です」と胸をはって言えることであろうと思う。


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