第475話 限りなく真っ白に近い遠い記憶

2012年09月11日 06時32分25秒 | 子育て・「おママごと」
実家に帰った時のことであるが、ばぁばと喧嘩した後の帰り道、
息子が「あんないい方したら、ばぁばがかわいそうやろ」と言う。
言い争っている最中に言うのでなく、二人きりになった夜道で息子に穏やかに諭され・・・
もしかすると、この子は私より魂レベルが上かもしれないと思う。
精神年齢ではなく、魂のレベル。

子供ってすごいなと思うことが多々ある。
次々に単語を覚え、会話できるようになる言語能力に驚きながら、
「赤ちゃんて、実はなんでも知っているに違いない。
言葉を話し始める頃にはいったんすべてを忘れ、
その後、(体験や学習を通じ)忘れていたことを思い出していく作業ではないか」と思う。
根拠はないが、そう信じている。

息子は将来何になるのだろう。
どうして私たちの元に生まれてきてくれたのだろう。
私ではなく主人と顔がそっくりなのも、きっと訳があるのだろう(笑)
この疑問に対する答えがわかる日を楽しみにしている。
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第474話 決め手

2012年09月06日 00時24分00秒 | 子育て・「おママごと」
いつも(保育園の)お迎えが遅い私なのであるが、
たまに出張先からの直帰が叶い、珍しく早い時がある。
名前を呼ぶと、嬉しそうに「ママ~」と走ってきてくれる息子の満面の笑みが格別であるが、
園児たちがまだ残る保育園の様子を見るのが楽しい。
「K君、お迎え~」と息子に教えてくれる子、
「K君のお母さん、あんな、」と私に近づいてきて話しかけてくれる子・・・
こんな時、初めてこの保育園に見学に来た日のことを思い出す。

我々夫婦は土曜日の出勤もあるので、平日ではなく、あえて見学の日を土曜日に設定した。
土曜日はどうしても登園児の人数が少なくなるため、
縦割り保育(年齢が同じ子ばかりのクラス単位保育ではなく、
異なる年齢の子供たちが一緒の部屋で過ごす)となる。
園児たちが過ごす2階に案内されると、我々親子を園児たちが取り囲む。
そして、口々に質問するのである。
「なんで、赤ちゃん連れてきたん?」
「赤ちゃん、名前なんて言うの?」
私がこの園にしよう、そう決めたのはこの瞬間である。
保育園選びに重視していた「食」に加え、「人」に興味がある子供たちがいるところだから。
これが大きな決め手となった。
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第473話 初めて観た映画

2012年09月05日 01時19分23秒 | 観る(映画・ドラマ・アニメ・舞台)鑑賞

みなさんが初めて(映画館で)観た映画は何ですか?

私は・・・『モスラ対ゴジラ』(断わっておくが、1980年の再上映で、である)
だと思っていたが、私が忘れているだけで父が『ジョーズ』だと言う。
「お前、サメが出る前から怖がってなぁ・・・」と当時を回想している父には申し訳ないが、
幼少期の子供に見せる映画にしては、そのチョイスはどうかと思う。

往々にして親の記憶と子供の記憶は異なるものであるが、
母の記憶上、息子が観た初めての映画は金曜ロードショーの『カーズ』である。
CMがあり途切れ途切れの映像であったが、眠気にも負けず食い入るように最後まで観ていた。
親子でドキドキした夜。
いつか息子も「あなたが初めて観た映画は何ですか?」と尋ねられる時が来るだろう。
アンパンマン、ドラえもん、名探偵コナン、やっぱり、ディズニー? ピクサー?
初めて映画館で観る記念すべき映画を何にしようか慎重に考えている間に、
いまだ映画館デビューができていない状況である。

今思えば、『カーズ2』にすればよかったなと。(DVDで見たが、かなり面白かった)
もしくは、『プーさん』(DVDで見たが、息子がゲラゲラ笑っていた)
いい作品(チャンス)があったのに、なぜあの時、映画館に行かなかったのか後悔である。
あまり初めての、にこだわらず、深く考えすぎず。思い切りが必要だと思うのだが、いまだ運命の1本が定まらずである。

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第472話 明け方の夢

2012年09月01日 03時13分40秒 | Weblog
私の話はノンフィクションなのだが、フィクション案がひらめいたのである。
小説?
私に書けるかな・・・
立て続けに3つも案が集まったところで書いてみようかという気になり、
書きだしを考えている間になんとストーリーをきれいさっぱり忘れてしまったのである。
思い出そうとしても思い出せない・・・歳はとりたくないものである。

息子に「ママ、何歳?」ときかれる。
肉親にサバを読むわけにもいかず、
「いくつに見える~?」と圧力をかけるのも大人げないし、
「ご想像にお任せします!」と言うのも分の悪さを露呈しているようなものだ。
勇気を出して思い切って答えたのにリアクションなく、
「僕は4歳を引っ越して、5歳になってん」と返ってきた。
歳をとることをお引っ越しとはなかなか面白いことを言う。(ママはもう永住したいけどね・・・)

今でも思う。
フィクションの案が浮かぶなんてミラクルだったのに。
どうしてすぐにメモっておかなかったのだろう・・・
後悔先に立たず。
息子のキラキラした一言を忘れてしまわないように記憶に頼らず、すぐに記録しておく。
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