戦国の歴史ドラマでは、めったに見られないシーンがあ
る。赤塚富士夫さんの話。のつづき。
1000人の隊列や1万人の連帯で、20万の兵が小田原に集
結してからは、どうしたんだろうか。
後方支援も入れると、22万人ぐらいにはなると思う。
燃料の薪は、どうしたのだろうか。
それこそ小田原中が煙だらけになるに違いない。
生木では、なかなか燃えないし、枯れ木はそんなに、あ
るわけが無い。
赤塚富士夫さんが、勉強漫画に力を入れていた頃だ。
ラジオでのインタビューを聞いたことがある。
歴史学者は、「弥生人は鍬で畑を耕していた」、これで
終わりだが、これを漫画にすると、サー大変なのだ。
と言っていた。
鍬はどんな形をしているのか。
弥生人の一般人は、どんな服装なんだろう。
髪型はどうか。
靴は履いていたんだろうか。
竪穴住居の中での、食事風景はどんなだったんだろうか。
まさに、まる投げな分けだ。と言うような内容だった。
歴史小説家も歴史家と同じで、このややっこしい部分には
触れないようにしているようだ。
次に古い文献を参考にしているのだろうが、この文献だが
300年も前の古文書だと、無条件で信じてしまう傾向があ
るようだと、ある歴史学者が言っていた。
たとえば、お伊勢参りから一ヶ月ぶりに帰った人が、道中
の町の噂話を、日記に書いたのが、300年ぶりに、見つ
かったりすると、これが歴史になってしまうことがあるん
だそうだ。
とにかく、これらのシーン(昨日の投稿のシーン)を放送
していただきたいものだ。
そうしたら「20万の兵」を信じるよ。