CB250エクスポート

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CB250エクスポート 実に他愛のない話 焚き火をしていた少年の話

2011-03-21 09:57:58 | 実に他愛のない話

実に他愛のない話といっても、最高に他愛がないとなると、なかなか難しい。
怒らないで読んでほしい。

40年以上前の話。
実家の100メートルほど前の雑木林から、煙が上がっているのに気づいたの
で、走っていった。
冬で落ち葉が積もっている時期なので、心配だったからだ。
なんとそこで焚き火をしていたのは、驚いたことに近所の5歳になる子供二人
だった。
5歳だから正確には幼児だ。更に驚いたのは、卵焼きを作っていたではありませ
んか。
更に更に驚いたのは、その卵焼きが、ごみだらけで、とても食べる気にはなれな
いが、結構良く出来ているのだ。うわさの東京マガジンの、「やってトーライ」のお
姉ちゃんより、ずっと上手だった。

私は大声で怒鳴りつけた。「こんな所で焚き火をしたら危ないだろう。すぐ消せ。」

すかさず一人の幼児が行った。「おれがやったんじゃねえ、前からここにあった。」

私はススで汚れた顔をした二人に言った。「うそをつくな、私がやりましたと、顔に
ちゃんと書いてあるだろ。」

するともう一人の幼児が言った。「おれが書いたんじゃねぇ、俺は字が書けねぇ。」

……。「ごもっともです。疑って申し訳ございません。」「確かに『私』は、漢字になっ
ていますもんね。」「本当に失礼しました。」
「焚き火は私が消しますから、どうぞお元気で、お腹をこわしませんように。」
という話です。

 

コメント
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