推測学とは、たいした情報や資料無しに、だいそれたことを平気でぶち述べてしまう
学問だ。今回は話題のTPPを推測してみた。
世界の人口が70億人に達する今、食料生産で競争をしている場合ではない。
人口増は、この辺から急加速的に増えだす。人口爆発の入り口にとうとうたどり着い
てしまったのだ。
誤解が無いように、言い直すとアメリカの「自由競争」とは、自由に競い合うと言うこ
とではないのだ。自由に競争してつぶしあう、と言う意味だ。
つまり競争に負けた農地は、もう誰も耕さない、と言うことなのだ。
たとえ、小さな棚田と言えども100人以上の人を養ってきた。この棚田が荒地にな
ると言うことは、イコール、アフリカの100人が飢えるということなのだ。
北海道の札幌の東側や、旭川の水田などは、飛行機から見てもかなり広く感じられ
る。車で走ってもかなり広い。でもアメリカから見ると、かなり狭いらしい。
だから、じつは「無競争」で、アメリカから「米」がやってくるのだ。しゃれている場合で
はないのだが。
そこで政府がいう保証とはどんなものかというと、「いいから気にしないでアメリカの米
とおなじ値段で売りなさいよ、差額を支払いますから。」と言うことらしいのだが?。
ではその「差額」を誰が払うのか?。当然、輸出でうるおった企業が負担すれば良い、
と簡単な理論なのだが、と言うよりそれしかないのだが。
本当に払えるのだろうか。そんなに輸出しているのだろうか。
100歩譲って、輸出していたとしても、その分だけ輸出が伸びるのだろうか。
絶対にありえないのだ。そもそも経済学とは、「いかに食料を安定して供給できるか」、
から始まっている。だが、この神聖な基本を競争で潰しあう、というのが絶対に負けない
自信があるアメリカ的経済学なのだ。
これは絶対に経済学ではない。地球の食料生産量を減らしてしまう、このTPPを絶対に
認めてはならない。と、推測学は結論する。
19年11月追記
上記の時点では、いやいやTPPに加盟しようとしているような報道でありました。
トランプ大統領の離脱発言によって、日本ではこの時点では、報道規制があったのでは?
と疑いたくなるような、政府コメントが最近は報道されています。
「アメリカを説得して、TPPを実現するよう努力します。」と言うような報道に変わり
ました。
なーんだ、日本政府が一番望んでいたんじゃないの?。 と、疑いたくなりました。