兜沼キャンプ場を出て(たぶん17時30分)、兜沼駅を過ぎてすぐにあるT字路を左
折したのが間違いでした。道道763で、この道は18㎞もの間、サロベツ原野を道
道106と並行して南下し、唯咲内でやっと海に出られる道でした。
ずーと利尻島を右に見ながら、浜に出られそうもないので、やっと間違いに気付
きました。
Uターンして2度、狭い道を海に向かってリカバリーしようとしたのですが、一度
目は簡単に森の中で消えてしまいました。2度目のトライでやっと、大型トラクタ
ーに出会え尋ねると、この次の海に向かう道、つまり3度目の道で海に出られる、
とのこと。胸をなでおろしたが、時間がぎりぎりです。
ところで、2度Uターンした森にはクマがいるそうです。前回サロベツ原野には、
クマがいないと投稿しましたが、それはサロベツ湿原センター辺りのことのよう
です。
と言うことで、写真の看板に突き当たったわけです。ゆるい上り坂を、あと40m
上ると平らになり、下の写真の所に着きます。
地名は同じです。
ここまで行こうと思ったのですが、18時03分夕日が完熟状態になっています。
なんとラッキーなんでしょう。ここまでの10分間は、必死の全開走行でした。
この景色に全開で付き当たったんですから。間に合いました。
友人が頑張ってくれました。
ここの方がいいや。水辺がずっと近いもの。
私の前(胸元)にいる友人は本当に頑張りました。写真では快晴のように見えるで
しょう。
ところがこの写真の左右は、雲がいっぱいなのです。もしも左右にもう10度
ずれたあたりに夕日があったならば、この感動的な夕日は見られないんです。
神様に感謝です。ご先祖様に感謝です。
帰りは今来た道は通りません。森の中の狭い道ですよ。夜はヤバいですよ。
絶対にクマのテリトリーですよ。
浜勇知を右折して、鹿に気をつけながら、ゆっくりキャンプ場に戻りました。