全てにあてはめる訳にはいかないと思うので、私のスターレット
に付いている、TRDのクイックシフトについて述べます。
メーカーごとに、いろいろ工夫をしてると思うからです。それと
高級なシステムもあるはずですから。
値段も安いので、悪いと言っているわけではありません。
ほとんど全てのシステムは、レバー比を小さくして、シフトレバー
先端の移動量(ストローク)を少なくして、クイックにシフトできる
はずだ、とうたっています。
ここに間違いがあります。
レバー比が小さくなると、レバーは重くなります。
フィールリングが悪くなります。分かりますでしょうか。
まず、ギアを抜く瞬間、次のギアに当たるまでの空白、ギアを押し
込む時間、全部の重さが異なります。
これらがはっきりと手に感じ取れてしまいます。
レバー比が大きくなるほど、この差は薄くなっていきます。
高級なミッションは、この差を出来るだけ感じないような工夫がな
されているんではないでしょうか。
であるからして、なんちゃって偉そうにすみません。
どこかで折り合いを付けなければなりません。
私の場合はノーマルのレバーを、少しちょん切ったり、少し遠くに
なるようにひん曲げて、調整してあります。
ノブもネジ穴の深さを調整して、微調整しています。
基本はヌルっとしたヒーリングがいいと思うんです。
3段階にカコカコと重さが変わるのがダメなんですよ。
1速から2速にバイクのようにシフトアップできるように、何度も何
度も微調整します。
ミッションの性能を超えるようなクイックなシフトをしても、クラ
ッチとスロットルはついていけません。
結局、ノーマルとTRDの中間ぐらいで落ち着きました。