ビートはノーマルのままで、すでにクイックシフトになっています。
ミッションも常時噛合式と、言うことはありません。
残念ながらクラッチが追いつきません。開発時に「若い人たちだけで
好きなように」と言うようなことを聞いたことがある。
で、常識的な4輪のラッチを取り付けてしまったようだ。ミッションは
凄いのにねー。残念です。
どう残念かと言うと、ストロークが軽4輪なのだ。GL1800のクラ
ッチを左手で楽に切れることを忘れているようだ。
それを足で踏んづけるのだから、3cmもあれば十分なはずなのだが。
では実行してみましょう。1速から2速へ、シフトレバーは一瞬で完了
してしまう。
「ヌルっと」なんて言っている暇はない。「カチャッ」で終了だ。
ノブの重さも「重-軽-重」とガコガコしている、なんて感じる隙間は存
在しない。
ペダルの遊びは手前と、切れ終わり後の先と、両方ともほぼゼロにして
ある。
スロットルペダルに直付けのリターンスプリングも、邪魔なので外して
ある。
それでも追いつけない。そこでシフトノブを2cm長いものに取り替え
た。
旨くいった。レバー比を2cm分大きくして遅らせたわけだ。
本田さん、せっかくのミッションを生かせましょうよ。もっと早くシフト
アップできる、素晴らしいミッションなんだから。
アイルトンセナ並みのシフトアップが出来るんですから。
クラッチだけなんですから。660㏄のクラッチなんですからね。
と言う訳で、ビートは、ほぼスポーツバイク並みのシフトアップ
が可能です。
ボタンでシフトアップするよりも、ずっと楽しいですよ。