CB250エクスポート

CBのファーストデリバリー車の詳細を紹介します。

CB250エクスポート ハスラーTS250北海道ツーリング・9月1日帯広⇒苫小牧

2017-01-16 00:01:59 | 北海道旅行記

8月31日深夜、北の屋台村からご機嫌でホテルムサシに帰ってきたら、
奥様から電話があった。
「大丈夫なの、いま北海道は大変なことになているわよ」。「いや大
丈夫だよ。いい天気だよ」。
「NHKのデータ放送を見てみて、道路がずたずたになっているわよ」。
「フェリーも全部欠航だって言っているわよ」。

ほんとだ。大変だ。西に行く道には、全部✖印が付いていた。
第1候補の日勝峠、第2候補の道東自動車道、第3候補のR236の天馬街
道、トンネルを出たところに✖が付いている。三国峠はずっと前から通
行止めのままだ。
天馬街道は更にダメ押しで、太平洋に突き当たってから、浦河町辺りに
2か所も✖が付いているではありませんか。

それでは第4候補、富良野方面の狩勝峠、これも✖が付いている。
金山ダム辺りが凄いことになっているんだそうだ。土砂崩れのほかに、
ダムが口いっぱいになりかけているんだそうだ。下流の富良野の空知川
が危ない。避難勧告がでている。知り合いが心配だ。
とにかく早く寝て、4時に起きよう。

9月1日AM5時、ロビーに行ってみた。ダメだ、フロントの女性たちは、
こういう場面になれていない。慣れている社員さんは、まだ出社してい
ないんだろう。
ロビーにいた女性2人ずれと話をした。今日はレンタカーを千歳で返して
飛行機に乗るんだそうだ。阿寒湖方面も危ないらしいので、釧路に行っ
てから北見、高速で札幌と行ってみようかと思う、と言っていた。
ビジネスマンたちがそう言っていたんだそうだ。彼らはスマホを使いこ
なしているようだ。

こうなら、慌ててもどうしようもない。カミさんのパソコン頼みにしよ
う。まずは風呂に入ってから腹ごしらえだ。
天馬街道がダメなら、襟裳岬に行ってみよう。そこから様似まで行けば
なんとか裏道があるだろう。だって牧場がいっぱいあるんだから、農道
もいっぱいあるはずだ。

富良野の知り合いに電話してみた。昨夜しなかったのは、もしかして避
難先だったら、「ぜったいにTELしてはダメ」と、経験しているからだ。
教訓、「避難している人の、携帯電話のバッテリーを減らすな」。
やはり避難していた。「ついさっき帰ってきたところさ、おかげで何の
被害もなかったよ。ところであんた、今どこにいるのさ」。
「帯広だって。あんた人の心配している場合じゃないっしょ」。「でも
困ったらTELしてよ。何とかするから」。本当に感謝します。


小樽の知り合いも心配してTELしてくれた。「そうだね、たぶん海沿い
が正解かもね」。
北海道じゅうを仕事で走り回っている人なので、実に心強い。不安が吹
っ飛んだ。
カミさんからTELが来た。「海沿いの✖が2つとも消えたよ。トンネルの
ところはダメだけどね。フェリーも予約している太平洋フェリーだけが
OKになっているわよ。よかったね」。

神に感謝です。お祈りがかなったのです。
太平洋フェリーは、たぶん苫小牧港に退避していたんでしょうかね。
ほかのフェリー会社は、船が内地の方にいたんだと思う。

ルンルン気分で出発して気付いたんだけど、帯広⇒襟裳岬間の遠いこと。
130㎞もあるんですよ。これは宇都宮⇒日本橋よりもずっと遠い。
なかなか着かないわけだわ。
広尾辺りから、急に対向車の大型トレーラーが増えだした。
よかったー。絶対に苫小牧港からのトラックだよ。不安が吹っ飛んだ。
やっと楽しくなった。ハスラーは、さろまにあんのご主人のセッティン
グのおかげで絶好調だ。
庶野で襟裳岬をカットすることにした。浦河のちょっと手前に天馬街道
との交差点がある。「右通行止め」の看板があった。怒られるけどちょ
っと安心した。だって開通していたら、30分以上は無駄骨になってし
まうんだから。
浦河を過ぎたところに、通行止めの原因になった、がけ崩れ現場があっ
た。
片側通行なんだけど、交通量が少ないために、止められないですんだ。
ここで崖崩れの不思議なメカニズムを見た。崖崩れの場所が道路から
50m近く離れているのだ。崩れた崖の高さは、50mくらいだろうか。
斜面を滑り降りた土砂で、道がふさがってしまったものと思っていた。
メカニズムはこうだ。土砂は最初に真下に崩れ落ちた。海に辿り着いた
氷河が崩れ落ちるようにだ。そこから水平に押し出されて、道路を横切
ったのだ。だから比較的に短時間で取り除くことができたのだろう。
人家の無い所で何よりだった。もしそこに家があったら、物凄い速さで
吹っ飛ばされたに違いないからだ。

とにかく今回はラッキーだった。いや、ラッキー、ラッキー、ラッキー
ラッキーだった、と言うべきだろう。何度も何度もラッキーが重なった。
神に感謝だ。いや、感謝、感謝、感謝だ。ちょとくどいかな。
いや、まだまだ足りない。本当にありがとうございます。
フェリーの話は次回にします。







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