CB250エクスポート

CBのファーストデリバリー車の詳細を紹介します。

CB250エクスポト キャブレターのバランスをシックネスゲージで取る

2013-01-21 22:11:11 | 修理

(追記 14年10月11日の記事を見てください。分かりやすく書き直しました。)

先日フロートチャンバー内の点検を行った際に、横着して写真の真鍮色の

ステーを外してワイヤーを取り外した。
そして、このステーを元に戻せば、ワイヤーのバランスは元のままで、左右
のバランス取りなどしなくて済む、と誇らしげに投稿した。

結果はサンザンだった。メチャクチャに狂っていた。
多分、ネジ穴の僅かなガタがスロットルストップレバー(と言うらしい)のボルト部
で、1ミリ以上大きな狂いになってしまっていた。

どうして気付いたかと言うと、エンジンの掛が悪い、掛からないのだ。
新品に取り換えたプラグを外してみると、右が乾いていて左がビショビショになっ
ていた。
やっと掛かったら、ほとんど右側だけで回っている。左のマフラーが全く暖かくなら
ない。

奥の方のキャブのステーが上に上がってしまったのだ。
手前のワイヤーを引き上げることで対処したのだが、さてどれだけ引き上げるか
が問題だ。
タンクやエアークリーナーを外すのは面倒なので、シックネスゲージを使ってやっ
てみた。

上の写真のように、このすき間を計りながらバランスを取ろうと言う訳だ。
写真は最終段階のチェック風景だ。
まず最初はゲージは使わずに、左右のボルトを緩め完全にレバーをキャブから
浮かしてしまう。これでスロットルバルブ(バタフライ)は全閉になっていることが
証明されたことになる。

次の作業は左右のボルトの突き出し量のバランス取りだ。
ボルトがキャブボディーに接触するまで、そーっと締めこんでいけばいいのだが、
目が良くないので、その瞬間が分からない。そこで0、04mmのシックネスゲー
ジを当ててチェックした。
これでスロットルを戻した状態での左右バランスは取れたことになる。

次はワイヤーの「たるみ」に左右の差があるかも知れないので、これをチェック
る。
ハンドル部のスロットルワイヤー調整ネジで、スロットルグリップの遊びを完全
取ってしまい、左右のボルトを完全に浮かしてしまう。
この時点で、左右のボルトのギャップを同一にすれば、完全にバランスが取れ
ことになるはずだ。それが上の写真だ。
ただし、今度はボルトは絶対に動かさない。ワイヤーのキャブへの取り付け
ネジ
によって、ワイヤーの長さを調節することで、ギャップが同一になるように
微調整
する。ここでエンジをかけて、ハンドル部で回転を調整してから、シック
ネスゲージを使うと、回転が変化するのでギャップを調整し易い。


次はハンドル部のワイヤーの遊びを、正常値に戻し、アイドリング調整を行う。
すると今度は回転が下がり過ぎて、アイドリングしなくなってしまうはずだ。
そこで今度はボルトを
締めこんでいく訳だが、その際の注意は、ボルトの溝の
位置を、正確に記憶しておかなければ
ならないことだ。
正面に向かって何度(°)か、メモしておいた方が良い。
更に締めこむ際は、分
かり易いように、180度づつ回すことだ。

アイドリングが高めにセットできたら、今度は90度づつ戻し、低くなりすぎたら
45
度づつ締める。
というように、分かり易く動かすことで左右を正確にバランスさせることが出来
はずだ。

パイロットエアースクリューは、軽く走ってみて左右のマフラーの温度や、それ
ぞれの好みで調整すれば良いのでは。
私の場合は、コノ部分は狂うはずが無いので、やらなかった。

 


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