裏山のヒノキを伐採することになりました。前回の桐の木伐採が成功したのでおじ
いちゃんは、ヒノキも伐採できると自信をもったようです。
中央の木の下の白い帽子がおじいちゃんで、左の青ジャンバーがおとうさん。
昔は雑木林で、それをあらけ(伐採)たあと栗の木を植えるか、植林かで迷い
植林したそうです。この木で40年以上「あの時栗を植えたらよかった」とおじい
ちゃんは言っていました。それは、大地震が起きたときにこの木は確実に母屋を直
撃するからです。今回の伐採も そうならないためにとのこと。
おばあちゃんは 失敗したら家に倒れこむから山仕事の人に頼む方がいいと言い
とてもじゃないけど、怖くて見ていられない!と草刈りに行ってしまった。
枝にロープをひっかけ、それを控えの木に巻きつけ倒れる方向を山側に持っていく
算段です。
途中で次男君も参加して、男三人で伐採に取り掛かります。おじいちゃんはチェー
ンソーとのこぎりで幹を切り始め、あと少しのところでクサビを入れ木槌で打ち込
み出しました。なかなか、倒れださないと思ったら次は 一瞬の出来事。
映像に私の悲鳴と こげのびっくりして吠える声、いえそれ以上に画像が揺れます
≪カメラマン失格≫と言うほうが言葉的にはいいんでしょうが、私はあえて
≪カメラマン失敗≫・・カメラマンの失敗です。でもでも、実際急斜面から落ちて
くるんじゃないか!とか 瓦が飛び散ったら私にも直撃したりして・・等々、あら
ゆることが頭の中を突っ走っていて、おばあちゃんじゃないけど逃げ出したかった
それではごらんあれ!
伐採後のヒノキ・・・運よくこの急傾斜の枠の中に倒れ落ちてくれたモンです。
ロープはこの通り、プッツリ切れています。こんなナイロンロープではダメだと
みんな思っていました。あとになって「ワイヤーやなかったらあかんかぁ」と皆
口走っていましたから。最初の写真でわかるように、枝は太陽のあたる方向に茂っ
ているので、倒れだすと緩く重いほうを下に 回って倒れこんでいくのです。
おじいちゃんもここまで 枝の重さを計算していなかったようです。若いときなら
うまくできたのかもしれませんが。
ロープの端は急傾斜の策の上の電柵まで跳ね上がっていました。切れた先を見て
ふと『氷壁』の切れたナイロンザイルを想像してしまった。
あと2本は伐採したいとおじいちゃんは思っているのだけど、それは御免被りた
いと家族は思っているんです。私はこころの中で次男君がロープを掴んだまま、
ピューと空を飛んでいく、漫画みたいなことをチラっと想像していました(撮影し
ながら)。おとうさんは「いや~、夕方のニュースで『家族で伐採、ヒノキ民家直
撃』の見出しにならんでよかった」と胸をなでおろし、次男君は「その時の映像が
撮れたらバッチシやったのに」なんて、ノウテンキな家族です。
いちゃんは、ヒノキも伐採できると自信をもったようです。
中央の木の下の白い帽子がおじいちゃんで、左の青ジャンバーがおとうさん。
昔は雑木林で、それをあらけ(伐採)たあと栗の木を植えるか、植林かで迷い
植林したそうです。この木で40年以上「あの時栗を植えたらよかった」とおじい
ちゃんは言っていました。それは、大地震が起きたときにこの木は確実に母屋を直
撃するからです。今回の伐採も そうならないためにとのこと。
おばあちゃんは 失敗したら家に倒れこむから山仕事の人に頼む方がいいと言い
とてもじゃないけど、怖くて見ていられない!と草刈りに行ってしまった。
枝にロープをひっかけ、それを控えの木に巻きつけ倒れる方向を山側に持っていく
算段です。
途中で次男君も参加して、男三人で伐採に取り掛かります。おじいちゃんはチェー
ンソーとのこぎりで幹を切り始め、あと少しのところでクサビを入れ木槌で打ち込
み出しました。なかなか、倒れださないと思ったら次は 一瞬の出来事。
映像に私の悲鳴と こげのびっくりして吠える声、いえそれ以上に画像が揺れます
≪カメラマン失格≫と言うほうが言葉的にはいいんでしょうが、私はあえて
≪カメラマン失敗≫・・カメラマンの失敗です。でもでも、実際急斜面から落ちて
くるんじゃないか!とか 瓦が飛び散ったら私にも直撃したりして・・等々、あら
ゆることが頭の中を突っ走っていて、おばあちゃんじゃないけど逃げ出したかった
それではごらんあれ!
伐採後のヒノキ・・・運よくこの急傾斜の枠の中に倒れ落ちてくれたモンです。
ロープはこの通り、プッツリ切れています。こんなナイロンロープではダメだと
みんな思っていました。あとになって「ワイヤーやなかったらあかんかぁ」と皆
口走っていましたから。最初の写真でわかるように、枝は太陽のあたる方向に茂っ
ているので、倒れだすと緩く重いほうを下に 回って倒れこんでいくのです。
おじいちゃんもここまで 枝の重さを計算していなかったようです。若いときなら
うまくできたのかもしれませんが。
ロープの端は急傾斜の策の上の電柵まで跳ね上がっていました。切れた先を見て
ふと『氷壁』の切れたナイロンザイルを想像してしまった。
あと2本は伐採したいとおじいちゃんは思っているのだけど、それは御免被りた
いと家族は思っているんです。私はこころの中で次男君がロープを掴んだまま、
ピューと空を飛んでいく、漫画みたいなことをチラっと想像していました(撮影し
ながら)。おとうさんは「いや~、夕方のニュースで『家族で伐採、ヒノキ民家直
撃』の見出しにならんでよかった」と胸をなでおろし、次男君は「その時の映像が
撮れたらバッチシやったのに」なんて、ノウテンキな家族です。