こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

カメラマン失敗

2007-12-07 05:27:20 | 動画(犬・その他)
裏山のヒノキを伐採することになりました。前回の桐の木伐採が成功したのでおじ

いちゃんは、ヒノキも伐採できると自信をもったようです。


中央の木の下の白い帽子がおじいちゃんで、左の青ジャンバーがおとうさん。

昔は雑木林で、それをあらけ(伐採)たあと栗の木を植えるか、植林かで迷い

植林したそうです。この木で40年以上「あの時栗を植えたらよかった」とおじい

ちゃんは言っていました。それは、大地震が起きたときにこの木は確実に母屋を直

撃するからです。今回の伐採も そうならないためにとのこと。


 おばあちゃんは 失敗したら家に倒れこむから山仕事の人に頼む方がいいと言い

とてもじゃないけど、怖くて見ていられない!と草刈りに行ってしまった。

枝にロープをひっかけ、それを控えの木に巻きつけ倒れる方向を山側に持っていく

算段です。

途中で次男君も参加して、男三人で伐採に取り掛かります。おじいちゃんはチェー

ンソーとのこぎりで幹を切り始め、あと少しのところでクサビを入れ木槌で打ち込

み出しました。なかなか、倒れださないと思ったら次は 一瞬の出来事。

映像に私の悲鳴と こげのびっくりして吠える声、いえそれ以上に画像が揺れます

 ≪カメラマン失格≫と言うほうが言葉的にはいいんでしょうが、私はあえて

≪カメラマン失敗≫・・カメラマンの失敗です。でもでも、実際急斜面から落ちて

くるんじゃないか!とか 瓦が飛び散ったら私にも直撃したりして・・等々、あら

ゆることが頭の中を突っ走っていて、おばあちゃんじゃないけど逃げ出したかった

 それではごらんあれ!






伐採後のヒノキ・・・運よくこの急傾斜の枠の中に倒れ落ちてくれたモンです。


ロープはこの通り、プッツリ切れています。こんなナイロンロープではダメだと

みんな思っていました。あとになって「ワイヤーやなかったらあかんかぁ」と皆

口走っていましたから。最初の写真でわかるように、枝は太陽のあたる方向に茂っ

ているので、倒れだすと緩く重いほうを下に 回って倒れこんでいくのです。

おじいちゃんもここまで 枝の重さを計算していなかったようです。若いときなら

うまくできたのかもしれませんが。


ロープの端は急傾斜の策の上の電柵まで跳ね上がっていました。切れた先を見て

ふと『氷壁』の切れたナイロンザイルを想像してしまった。

 あと2本は伐採したいとおじいちゃんは思っているのだけど、それは御免被りた

いと家族は思っているんです。私はこころの中で次男君がロープを掴んだまま、

ピューと空を飛んでいく、漫画みたいなことをチラっと想像していました(撮影し

ながら)。おとうさんは「いや~、夕方のニュースで『家族で伐採、ヒノキ民家直

撃』の見出しにならんでよかった」と胸をなでおろし、次男君は「その時の映像が

撮れたらバッチシやったのに」なんて、ノウテンキな家族です。
コメント (4)
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