先週の金曜日、夏バテで点滴を注入されたおじいちゃんは元気になり日曜日の
町内一斉清掃のための草刈りを早めにやっておこう!と地下足袋を履き外に出て来
た。おばあちゃんは元気になったからと言ってきょう刈ってしまうと、日曜日に刈
るところがなくなるとか、万が一熱中症で倒れたら「点滴打ってもらいながら倒れ
た」と人から笑われる・・と止めるのに必死だ。やっとそれを止めたら今度は
裏山の桐の木三本を伐採する・・と言い出したのだな。たしかにこの桐、切ろう
切ろうといいながら先延ばしにしていたら、10メートルくらいになろうか。下か
ら見上げると大きく見えるもんだけど。5メートルくらいかなぁ。
最初の一本を一人で切り倒したものの、急傾斜ネットに引っかかりうまく下に落
とせずおじいちゃんの足元で何分割かにして、転がしていました。動画は二本めの
桐。これはおじいちゃんの計算どおりうまく倒したようです。が、このままにはし
ておけず、一人で引き寄せまた分割して階段から滑らしてきた。桐はわりと軽いし
私でも楽に運べます。伸びるけど横幅には時間がかかる木のようです。
前にも伐採したんだけど2年前だよ~、でまるっきり同じ場所に生えてきてるじ
ゃん!!ありがた迷惑ってこのことだな。
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桐の木の断面図。中が空洞です。だから軽いんだ。この断面を見て思い出した。
小学生の頃私は男の子達と遊んだのだけど、男の子達が野球を始めるようになって
たんぼで草野球をしていた。で、父親はグローブを買ってくれたけどバットは買っ
てくれず、男の子たちもバットは持っていなくてある日父親が渡してくれたのが
バットの形だけど軽くて芯が空洞の手作りバットだった・・・あれは桐の木製だっ
たのかも。
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これもまた2年前と同じ立ち位置です。こっちは最後の一本。大きすぎてという
か 点滴の効力も切れたようでこのまま立ち木で枯れるのを待つことにしたようで
す。枯れるのを待つ・・・幹をぐるりと皮をむいてしまうんだそうです。
でもそれでは枯れるとそのまま屋根に倒れるので 得意のロープを枝に引っ掛け
急傾斜ネットの金具にそれをくくりつけることにした。
ロープを引っ掛けるのはおばあちゃん、さすが長年の夫婦の息。私がするより
的確にやり遂げています(私はヒノキや竹でしたが)