おみこし

2007年07月22日 | Weblog


 昨日は、朝のうちに雨はありましたが、日中から夜にかけては曇っているだけで雨は降りませんでした。

 梅雨の時期が半月からひと月うしろにずれたと考えればよいのでしょうか。まあ、何でもいいですが、晴れて欲しいのに今朝もです。

 天気のことをぼやいてもしかたないですが、ぼやきたくなります。そう言うときにはぼやくのがいいんでしょう。つまらない我慢をしてもしかたありませんから。いつもガーガーぼやいていたら、人間としてバカにされますけどね。

 さて、昨日はそういうことで降りませんでした。こちらは夏祭りで神輿を担ぐお祭りでしたので、誰か行いのよい人がいるのだろうとか、町内の人みんなが良い人なんだろうという話が出たりして、ごきげんでした。で、誰も分かりませんが、雨を止めたのは実は私なのです。と、思っているのですが、、、。嘘? いや、そう信じているんです。止まないかな~~~、と一心に思っていたことは事実ですからね。

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 昨日は祭りの日ですから、どうしても出荷しなけりゃならないなんていうひとは除いて、野良仕事はできませんからね。

 祭りの様子をどうぞ。


    

 神輿を社から出して、出発の準備です。それぞれが棟梁になったつもりですので、ああしろこうしろと騒ぐばかりで、なかなか仕事が進みません。まだまだ皆さんの表情は穏やかです。酒が入っていないしネ。

 この神社は境内にある社で、ご本社はこの参道の右手の突き当たりにあります。

    

 こんな感じで、御神輿が台座から吹っ飛んで行かないように、紅白の綱で締めています。綱は担ぎ棒に縛り付けます。なにせ暴れ神輿ですので、非常に荒っぽく、逆さにしてしまったり、屋根にぶつけたりで、せっかくのきれいな神輿なのですが、傷だらけです。私も若い頃は、夢中で担ぎましたね。

    

 すったもんだの末に、境内で暴れ回り、やがて当屋のある町内に向けて出ていきました。まだまだ皆さんエネルギーがあるようです。手前のこの白髪のじいさんも、今は髪が白くなり、人生に疲れたような背中をみせて、ベルトに手などかけていますけど、若い頃は他人(ひと)を押しのけ担ぎまわったですよ。シローさんと言いますが、名の通りに、頭がしろ~くなりました。ひとのことを言うのはいいかげんにシローなんて言われそう。

 子供らは、細かい黄色い声を張り上げて提灯をもって、御神輿の先導にさっさと出かけていきました。こちらも元気いいねぇ。 

                                                                         

 道路が狭いところがあるので、井桁に担ぎ棒を組めません。したがって、町の御神輿と比べると、担ぎ手の数は半分になりますから、神輿は倍くらい重く感じます。

 井桁に組んだら、横棒の担ぎ手は田んぼに落っこちちゃうし、切り通しに行ったら、これまた横棒がつかえてしまって先に進めません。


    

 ほぼ5時間後、だいたい夜の10時頃です。まだまだ元気に進め戻れと押し回しています。御神輿は当屋に一泊しますが、この人たちは、当屋に入れるのはまだ早いと押し戻そうとしています。実は私の息子も担いでいるのですが、このニッポンの青年たちは、ハンカチは使わないし、はにかみもしませんけど、まだまだ元気ですよ。ヨン様って顔は一人も居ませんね。


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 一方、こちらは山車です。わが家にもやってきてくれました。おかめ が乗って遠くの方をみて何か考え事をしています。ひょっとこ は、ちょっくら神輿を担いでくらぁ、と行っちゃったので、おかめも 寂しいんでしょう。お多福豆は豊作だったのですが、おかめ も、
お多福顔でやってきましたよ。

    

 「石川ばやし」という名のグループです。元もと石川村と言いましたからね。大昔に書かれた本にも、イシカワという名前が出ています。

 笛と太鼓の人たちです。笛はちらっとしか見えませんが、右手の方にいるんですよ。大太鼓を叩いているのは美人ですね。手前の小太鼓はどうでも良い。

    

 山車の舞台で踊っているのは小学2年生の男の子。かわいいねー。これがまたくねくねと動いて上手なんですよ。かぶり物が異様に大きいです。山車は我が屋の庭に止まってしばらくの間、踊りを披露してくれました。


 そんなことで、お祭りの方は無事に終わりました。今日は御神輿がお宮に帰ってくる日です。昨夜は力の限りを尽くして担ぎまわっちゃったので、今日の戻りは昨日より辛いです。きょうは、しゃなりしゃなりと静かに戻るのですが、昨日の何倍も重く感じるはずです。だいたい、自分の体を前に移すだけでも大変なほど疲れていますからね。それもまあ人生の苦労のうちですね。