長い付き合いをした本

2017年01月26日 | Weblog


少しばかり用事があって家の中で作業をしていました。昼間なので大丈夫かなと思っていましたが、大丈夫なことは大丈夫なのですが、やっぱりストーブをつけるほどではないですけど、寒く感じますね。
コーヒーを飲んだあとだったので、トイレも近くなりました。やっぱり体は正直です。

  

光がやはり夏と比べると弱いので、縁側の近くで作業をしようと思って、座卓では大きすぎるので何が良いか考えたら、「 そうだ 」 と思い当たるものがありました。
蔵と言うのか物置というのか、とにかく当座は用事のないものを置いておくところから探し出してきたのが、このちゃぶ台です。

懐かしいです。小さいですが、これは私は夏に生まれたのですが、あまり暑いのでこの上に寝せられていたのだそうです。何度も親から聞かせられました。
私は東京で生まれたのだそうですが、東京はこちらよりずっと暑いですからね。
まだなんとも無く、十分使えます。昔はタクアンに味噌汁くらいのものでご飯を食べていましたから、この程度のちゃぶ台でも足りたのでしょうね。

  

こんな日でした。手前は山林を開墾して井戸を掘り無理やり田んぼにした、いわゆる陸田(りくでん)と言われるものです。
犬の散歩はこんなところに行きます。車は、やっと通れるくらいの細さですから、めったに通りません。

今日は、もっと走り回りたいのか、とうとうつかまりませんでした。そのうち夕方になると、走るのも飽きて捕まると思います。

  

90°くらい右の南側もこんな風です。もう少し行くと県道があり交通が激しく人家もあります。
魅力度は国内で47位の最下位の茨城県は平らで、こんな風景はあちこちにあります。

  

イギリスの作家、ジョージ・ギッシングと言う人が書いた 『 ヘンリ・ライフと私記 』 と言う本を少し前に読み終えました。
貧乏作家で、人生失敗ばかりの人だったようです。19世紀に行き、20世紀に入ったころに他界したようで、その寸前に書き終えたものだそうです。

     George Gissing

大学を卒業するときに、教授に詠んで見ると良いよと言われて、本は持っていたのですが、ついつい後回しにしてしまい、半世紀も過ぎてから詠み終えました。もっとも、部分的にはあちこち拾い読みはしていましたが。ですが、やっぱりこれはある程度年を取ってからでないと退屈する本ですね。足掛け、途中でかなり疎遠になってしまったことが多々ありましたが、ずいぶん長い付き合いをした本でした。