歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

練馬区“如意山 金乗院 萬徳寺”の隣には銭湯の金乗湯があります!

2007年12月25日 | お寺・神社

昨日の続きです。

先ずは本堂にお参りです。


「愛染明王」がご本尊として祀られています。この写真はこの寺の「愛染明王」ではありません。

人間の煩悩としての「愛情・情欲」を「仏の悟り」に変える力をもつ明王です。額の真ん中にある「眼」は、女性性器を現しているとの「俗説」があります。

かなり、生々しさを感じる仏像です。そうです、「愛染」と云うと“愛染恭子”を思い出します。1980年代「かなり」話題になったポルノ女優です。


可愛らしい不動明王です。


家光が植えたと伝えられているそうです。将軍だったのは1623年~1651年ですから、晩年の1651年に植えたとしても、樹齢356年と云うことになります。多分史実ではないでしょう。


銀杏の下に「六体の地蔵菩薩」が並んでいます。


なかなか素朴で歴史を感じる、可愛いお顔をしています。


立派な「観世音菩薩」です。観音様は色っぽいです。


大師堂の前には二人のお坊さんが立っています。


真言宗の宗祖である“弘法大師”【宝亀5年(774年)~承和2年(835年)】こと“空海”です。



興教大師。覚鑁(かくばん)嘉保2年(1095年)~康治2年(1144年)

この「覚鑁」さんが、平安時代後期に、堕落した真言宗を立て直しに活躍したそうで、真言宗「中興の祖」と云われているそうで、それで「興教大師」なのです。

宗祖空海が、中国より「愛染明王」を伝えており、「情欲・愛欲」に対して肯定的なため、腐敗堕落し易いのかもしれません。

確かに、真面目で頑固そうな顔をしています。この人ならば「情欲・愛欲」、すべての「煩悩」に打ち勝ち、悟りを開く顔をしています。


こちらは石碑に線で刻まれた弘法大師です。よく見ると右手に「鯖」をぶら下げています。“鯖大師”とあります。


【弘法大師が旅僧の姿で鯖を請うたのに、商人または馬子が荷物の鯖を与えなかったため罰せられたという伝説から生まれた「鯖大師」の信仰】

鯖を3年間絶ってご祈念すると願い事が叶い、病気が治り、幸福になれるそうです。お茶絶ち、お酒絶ち、煙草絶ち等よりも簡単そうです。

境内はあまり広くないのですが、なかなか密度の濃いお寺でした。


如意山 今乗院 萬徳寺、とても良かったです。


それでは、また明日。



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