歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

練馬区錦「くるみ商店街」と「高齢者住宅」

2007年12月26日 | 東京の風景
昨日の続きです。

ホントに昨日の続きで、金乗院にはいろいろありまして、「仏足石」の紹介を忘れていました。

「仏足石」と思っていたのですが、写真を改めて見ると、良く磨かれて御影石に「青銅製の足形」が「ネジ止め」されていました。

でもって、正しくは「仏足青銅板」と云うのが正解です。ホントにいろいろありました。

それでもって、境内を後に通りに出ました。お寺で良く見かける「ガラス張り掲示板」です。

お釈迦様とか、弘法大師とか、興教大師とか、「仏教関連」の「お言葉」が書かれているのかと思いきや、何と、何と、「Carl Gustav Jung」の言葉です。

『ある人に合う靴も、別の人には窮屈である。あらゆるケースに適用する人生の秘訣などない』

かなり、突き放した云い方です。迷える人は救われるのでしょうか? こんな言葉をユングが云っていた何て知りませんでした。

ユングと云えば、分析心理学です、性欲理論です。やはり、「情欲・愛欲」の「愛染明王」をご本尊にしている金乗院ならでは、と云ったところでしょうか。

しかし、この字ですが、真言宗の寺です、弘法大師です、弘法と云えば「弘法筆を選ばず」ですよねェ。

いゃ! もしかして? 読む人に対して“親しみ”を与える“深い配慮”から生まれた、真言密教秘伝の「へたうま書体」かも知れません。

それにしても、寄贈「練馬農業協同組合」がとてもイイです。


寺の前は「くるみ商店街」です。懐かしい風景です。


蔦と樹と雑草に被われた民家。なかなかイイうらぶれ感があります。


店を畳んだラーメン屋さん。赤サビで浮き上がった「大朝軒」の看板文字に哀愁が漂います。


サビと蔦の路地裏で、ここだけは「華やいで」いました。この花、以前にも観たことがあるのですが、何と云う名前なのでしょうか? 可愛らしい花です。


住宅の間に商店があり、飲み屋があり、小さな会社の事務所がある、そんな雑然とした町並みがイイです。


病院でもなく、学校でもなく、マンションでもなく、遠くからでも、直ぐに「老人施設」と分かる、この手建物。独特の雰囲気を持つデザインです。


特別養護老人ホームかと思っていたら、どうも違うようです。


「高齢者向優良賃貸住宅」とあります。高齢者向け住宅ってどんなところ何でしょうか。年寄りばっかりの住宅なんて、楽しそうには思えません。

高齢者とは、一般に六五歳以上の者を云うそうで、六五~七四歳を前期高齢者、七五歳から後期高齢者だそうです。

いやですねェ~、もう少ししたら“前期高齢者”の仲間入りですョ!


気を取り直し、胸を張り、背筋を伸ばし、大股の早足で、高齢者住宅の前を通り過ぎました。まだまだ高齢者の仲間には、なりたく有りません。


常盤台駅まではもう少し歩きます。


それでは、また明日。



コメント
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