歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

豊島園の隣り練馬区立“向山庭園”で一服

2007年12月11日 | 東京の風景

昨日の続きです。

戦う「練馬城南住宅組合」に守られた、美しく静かな向山3丁目を歩き、豊島園を目指します。

真っ直ぐ歩いて行くと柵に突き当たりました、柵の中は大きな樹が繁っています。多分、豊島園だと思います。

突き当たりを右に折れ、柵に沿って歩いていると、玄関の廻りに「立て看板」が幾つも眼に付きました。普通の民家ではないようです。


近づいて看板を見ると、“向山庭園”“入園無料”“事務所に声を掛けて下さい”とあります。

庭園を鑑賞出来て、それも“無料”でとなれば、これはもう入らない訳にはいきません。


早速、ガラス戸を開け中に入り、「スミマセ~ン! お庭を拝見したいのですが・・・」と、奥に向かって声を掛けると、奥から、作務衣風の出で立ちで、60歳半ばの頭を丸めた男の人が現れました。

「はい。これをどうぞ」と案内のパンフレットを手渡されました。

「お庭はどちらから入って行けば宜しいですか?」と聞くと、「どちらからでも結構ですよ」との答えが返ってきました。特に順路はないようです。

お礼を言って外に出て、辺りの様子を眺めると、明らかに、建物の右手より入るのが順路と思われました。

明らかに、庭へと続く導入路の造りです。


しっかりと手入されています。


山深い雰囲気を演出しています。


緑の中の“赤い実”鮮やかです。


屋根の“落ち葉”イイです。


石垣に“緑の苔”風情があります。“わびさび”です。 


“湖畔を望む茶室”趣があります。


石積みの隙間に根を下ろした小さな紅葉。石と紅葉の配色が渋い。茶室の下の“わびさび”です。


庭から、辺りを見上げると高層マンションが見えます。


浜口内閣の江木鉄道大臣の屋敷だったそうです。この庭園の池は豊島城の「濠」の跡と云われています。

豊島園駅から徒歩3分、敷地面積2613㎡、こんな素敵な庭園が無料なのです。

廻りのマンションの住民には最高です。掃除や植木の手入れが不用で、四季の自然が楽しめるのです。庭が無くても問題ありません。


ここだけが窪地になっています。左側が向山庭園、右側の木立が豊島園です。


“無料”の向山庭園はトテモよかったですよ。


抹茶に御菓子が付いて300円。庭の景色を眺めながらお茶を一服。頂いてくれば良かった! 残念!


それでは、また明日。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする